長く仕事をしていると、一つ一つの事は正しい事をしていると本人は思っていても
結果としてその判断が間違っていたと言う場合がある。
私達の会員権の売買の仕事も大切なお客様からの相談があれば親身になってお話を伺い、
その折々でベストだと思えるアドバイスをする事は当然の義務であるし、
此れ迄もそうしてきたが、結果としての正解率は70-80%であったように思う。
お客様には少しでも良い条件で売り買いをして戴きたいし、
私どもも利益を考えないでボランティアを目的にしている会社ではないから仕事を続けていくには
適正な利益は確保しなければならず、実際に現場で営業をやっていると、
此の攻めぎあいが相当にプレッシャーになる。
当然お客様はご自分の利益を最大にする権利がお有りになるし、
私どももそれを承知しながら業務としての利益を確保していくが、
今迄の仕事の中でその戴いた利益が一般に適正であったか否かは、
昭和51年に創業して今迄36年間トラブルもなく無事に業務を続けてこれた事で
一応合格点はいただけているのではなかろうかと思っています
私どもがお客様とお商売をさせて戴く時に常に考える事は、
お客様との約束を守っているか、利益を戴く以上に充分なサービスをさせて戴いているか、
そうしたいと考えているか、法令に違反していないかを最低限の業務上の規範にして、
もっと良いサービスともっとお客様に喜んで戴ける事はないかを考え実行するように心掛けています。
仕事ですから時には小さな正義をふりかざすより大局を見て本当に大切な事は何か、
その為に今何をしなければならないかを考え半歩先をしっかり見極めるようにしています。
専業者としての誇りをもって「自助努力」の中でお客様に感謝の気持ちを忘れずに、
時代の激流に流されずお客様から「貴方と取引が出来て良かったよ、ありがとう」と言っていただける仕事を
此れからもずーとずーと、忘れずに続けていかなければならないと思っています
by 万治郎