アルジェリアの南東部にある天然ガス関連施設で起きた人質事件で日本人10人が死亡した。
全員がプラント建設大手・日揮の現地駐在員であった。
地の果ての過酷な自然環境の中で新興国アルジェリアの経済発展と、
日本という自らが生まれ育ってきた祖国の資源確保に日の丸を背負って殉死した男たちに哀悼の意を表します。
世界各国の中でも辺境地帯が多く、危険な現場を支えている人たちには若い社員よりベテランの社員が多かったと云う。原発問題でますます資源小国化する祖国。国の将来を思う気持ちと名誉、誇りが亡くなられた方達には有ったと思う。
今回犠牲になられた技術者の人達の為にも、此の多くの教訓を残した事件を受けた国は、再発の防止と万が一の場合の安全確保を保証する位の施策を講じるべきだ。国家が自らの国民の生命、財産を守れなければ国家は国民に義務を果たした事にならず、国民に義務を課す権利も持たないはずである。
多難な時代であるが、いつも国家と国民が誇りを持てる国であって欲しいと思う。
合掌
by万治郎