今朝の朝刊を読むと今年の大学生の此れ迄の就職決定率が76%程で、昨年よりわずかに上昇しました
但し1月末現在でまだ決まっていない人も4人に一人いるようで、その人達にもそれぞれの事情がある事でしょうが、真面目に就職したいと思いながら決まらないなら本人も家族も気が気でないのが本音だろう
そういう人達のうちでも「自分に合う仕事」が見つからないからと言う理由で就職しない人達がいるそうですが、本人が本気でそう考えているなら少し違うんじゃないでしょうか。
殆どの人達は学生時代にアルバイトなどで働いた経験は有るだろうけれども、殆ど社会経験もない中で自分にぴったり合った仕事などと云うものはそんな簡単に見つかるものではないはずです。天を仰いで大きな口を開けていれば食べ物が降ってくる事がないと同じで食べ物が欲しければ働いて自分で作るかお店で買うしかないのが普通です。
社会全体に余裕が有る為大学を卒業しても取り敢えず親に寄生して生きていける環境は、どこかの国のように働いて収入を得たいと思っても働く場所が皆無と云う事は此の国ではないはずです。
いつも言われる通り第一次産業の人手不足は変わらずです。統計上は景気は上昇しているようですいろんな状況が変わっても先のような理由で就職難だと云うので有れば此れから今と同じように一定の割り合いで就職先が無いという層がいるように思います。
平和で恵まれた環境で育ち、住まいから100mも行けばコンビニが有って欲しいものが手に入る環境では「自分に合った仕事」が見つからないから社会のシステムが良くないなどと云う事になりかねず、ゆとり教育などど云う以前に小さい頃から働く事の大切さを教える方が大事なんではなかろうかと思います
by万治郎