名儀書換料の減額キャンペーンが盛んになっている。特にファンドや外資系の会社に多いが、一部独立系のゴルフ場でも期間限定で従来の名儀変更料の半分程度にしてスリーピングメンバーの書き換えを促進することでアクティブなメンバーを確保し、併せて名儀変更料の収入を増加させる事が目的として行われているように思う。
殆どのゴルフ場では、1000人のメンバーが在籍していればその3分の1が月例競技にも積極的に参加し少なくとも月に1回以上はゴルフ場に来るメンバーで、3分の1が年に何度かプレーに来てフロントで「○○さん、お久しぶりですね。お元気でしたか」と云われるメンバー、年会費の負担分とメンバーフィでトータルしたプレー代はビジターと変わらない程度のメンバーとしてのメリットの少ないメンバーです。残りの3分の1強のメンバーがスリーピングメンバーと言われる年会費だけ払って殆どコースには来ない人達である。
バブルの頃は、スリーピングメンバーが多ければその分ビジターの導入が楽になる為ありがたい(?)メンバーであったが、現在では高いプレー代を払ってくれるビジターの集客が難しくなって、メンバーの来場率を高めることがどのゴルフ場も喫緊の課題になっているようです。
此の様な理由からスリーピングメンバーからアクティブなメンバーへの切り替えが図られているが、今ひとつはっきりしないのは、そもそもメンバーシップのゴルフ場での名儀変更料の値段の設定でどうして書換料が決められているのかと言う事だ。考えようでは、確かな根拠もなくとりあえず隣が此の位だからうちもとか、もらえるなら出来るだけ高めにと言う具合に決められていたとしたら納得しがたい。デパートや専門店でも、一度始めたバーゲンセールはなかなか止められないと聞く。
最近の一部ゴルフ場の名儀変更料のバーゲンセールについて疑問に思うのは、私だけだろうか。
By ヘギ