早いもので、あの3.11から間もなく1年が経つ。
話はいきなり変わるが、二週間前の日曜日に「東京マラソン」が開催された。
ランナーやボランティアなどの関係者を合わせれば総勢5万人が関わるビッグイベント。
そんなビッグイベントに私も5万人の中の1人としてボランティアリーダーで参加した。
ボランティアリーダーは約20名前後のボランティアスタッフに仕事の指示を与え管理・統括する役目を持つ。
とは言っても、別に偉くも何ともないし、むしろ働かないボランティアをおだてたり、なだめすかしたりそれなりの苦労はある。
当日私の下に付いたスタッフは都立高校の生徒10数名。
都立高校の生徒はたいてい学校の指示先生の方針で来ている子が多く、自主的な参加でないため、えてして働かない。
仲間からも「高校生は大変だぞ」とか「使いづらいぞ」などの評判を聞いて、やや気持ちがブルーになった。
ところが…
実際に業務が動き出すとそれはそれは鮮やかなチームワークと手際の良い仕事ぶりにびっくり!
部活動は何をやっているのか尋ねると返ってきた答えが何と
「ボランティア部」!
思わず私は「そんな部活があんの?」
普段は授業が終わると各自コンビニやファーストフードのアルバイトで働き、得た賃金は全額寄付
自分の好きなものは買わないか尋ねると、それは親御さんに買ってもらう、とのこと
今時そんな高校生がいるのかといやはや感心したり、びっくりしたり
なかなかハッピーな気持ちで家路に着くと我が家には高校2年の我が娘が妻にスマートフォンをねだっていた
同じ高校生でこうも違うものか…
前述のボランティア高校生たちは今週末、震災から1年の追悼式典のお手伝いのためボランティア部みんなで
東北へ向う。
(Ikechan)