このブログで何度か書いていますが、
私の娘は世田谷の某仏教系大学の付属高校でチアリーディング部に入っています
過日、このクラブに以前より色々と親交があった宮城県の岩沼市から復興支援の演技披露の依頼がございました
岩沼市は仙台市のやや南にある小さな町ですが、震災時には多くの犠牲者を出し、
町も甚大な被害を受けました
東日本大震災から1年半が過ぎ、学校としても震災を忘れず復興の力となろうとする心を育み、
どのように実践していくかを考えた場合、今回の依頼は絶好の交流の御縁ととらえました
さて元々、チアリーディングの ”cheer” とは、
「元気づける」「活気づける」「応援」「励まし」という意味を持つ英語です。
要するにうちの娘らは常日頃、周りの人々に勇気を与え、
元気づける為の部活動にいそしんでいるわけです。
このようなせっかくの招待をお受けしないわけには参りません。
むしろ此方から是非ともお手伝いしたい行事です。
・・・・という事で、PTAのお手伝いをさせてもらってる私も、当日は早々に起床し
片道360kmの東北自動車道を5時間かけて現地入りしました。
東京より北の地とは言え、当日は気温33度、湿度も高く、舞台は市役所前の屋外特設ステージ、
普段の屋内体育館とは勝手も違い決して恵まれたコンディションではありませんでした
にも関わらず相変わらず内輪贔屓をするバカ親ですが・・・
部員全員が30分の持ち時間を汗だくになりながら一生懸命頑張りました
普段あまり見慣れないアクロバティックなチアリーディングの演技に、集まった方々もとても喜んで下さり、
その歓迎ともてなし、拍手喝采にどういうわけかチア部員が泣き出し、
その光景を見ていた我々裏方の父兄も少しうるっときてしまいました
今までTVやマスメディアを通じて被災地や被災を受けた方々の惨状は見ていましたが、
直接の自分の耳目で体感するその空気、雰囲気の実状にはまた違った印象を植え付けられました。
帰路は爆睡する娘をバックミラー越しに見ながら、
何となく爽やかな気持ちで再び360kmの東北道を東京方面に向けて戻って行きました
Ikechan