先月末に62歳の誕生日を迎えた
この歳になると、おめでとうと言われると、ありがたいとは思うが
特に嬉しさは感じなくなってきた
ただ、私にとっての良いことは・・・
ここ数年前から、子供たちからプレゼント代わりに小遣いを貰えるようになった。
それまでのプレゼント(酒類)でも十分嬉しかったが、私には現金の方がありがたい
例年、記念に品物を買うようにしているが、今年は昨年買いそびれたコートを買うことにした。
早速、会社帰りに地元の大手スーパー内にある某メーカー店に立寄ってみた。
年末でもないのに既にセールが始まっていて、下見をしているところに店員が寄ってきた。
店員 「お客様ご遠慮なく試着をしてみてください。」
ゆっくり下見をしたいところだが、いつものパターンである。
店員に言われるままに試着をしていると、コートの話よりも店員の
これまでの経歴や第二の人生話など世間話の方が多い
私と同年輩なので話しやすいのでしょう。
すると店員が突然、「お客様チョット待っててください。」と言ってから、
奥から一着のコートを持ってきた
店員 「お客様これを着てみてください。」「お客様にピッタリお似合いです。」
と言いながら、私の顔をうかがっている
私 「今日は下見だから近いうちに又来ます。」と答える。
店員は小さな声で 「お客様、これ一着しかないので特別値引きをします」
店員はどうしても今日中に販売したいようだ。
セール品なのに更に○千円値引きしてくれるとのことで私の心は動いたが、
今日はあくまで下見なので、店員の言われるままに衝動買いはしたくなかった
私 「近いうちにお金を持ってからにします。」と答える。
店員 今度は「土日には売れ切れてしまいますので金曜日までとって置きます。」
と、最後まで諦めない姿勢。
結局、後日店員を尋ねて、そのコートを購入したが店員は満足顔私も満足。
店員いわく、お陰様で沢山の顧客を持っていますが、
これも長年勤めさせてもらった会社のお陰と感謝しているとのこと。
どんな仕事も大変だが、店員のプロ意識というか根気強いサービス精神を
私も参考にし、今後の仕事に役たてていきたい
三ちゃん