19日に日経平均が今年4月4日以来8ヶ月ぶりに1万円の大台を回復しました
ゴルフ会員権のマーケットも12月に入って10日(月)位からしっかりした内容の中堅、高額コースに
本気の買いが入るようになってきています。
特にその地域のトップクラスで極端に下げ過ぎた高額コースの買いが目立って多くなっており、
売り希望1に対して買い希望が8~10というところも出てきて相場の潮目が変わる徴候が見えてきています
プロとしての目から見ても、夏場以降の下げ方はほぼ釩瓶落としと云える程尋常では有り得ない位の下げでした
その反動も含めて此れから当面は景気の動きや株価の動きも有りますが、状況次第で相当な値動きが有りそうです
但し、此の相場の上昇を見込めるコースは条件として、少なくとも現状で一応の値段がついて商品としても
マーケットでもそれなりの評価を受けているコースである事です。
メンバーシップを標榜しながらその呈を成さないようなクラブや、メンバーから搾取するだけのようなコース、
会員権の本体価格と名義書替料などの入会間接費用のバランスがいちじるしく乖離して齟齬が有るコースは
残念ながら此の範疇には入らず問題外です
マーケットが良い方向に改善される流れの中でやってならない事は、少し相場が上向いたからと名義書替料や預り金を
無定見に上げるような事は絶対に避けるべきです
むしろ将来のクラブ経営運営を考えれば厳しい選択ですが先の入会間接費用の廃止か、
実費プラスアルファ程度迄下げて会員権の流通をスムースにするチャンスの時期と考える位でないと、
メンバーが納得出来る数字をつけてかつ持続する事は難しいと思われます。
スリーピングメンバーや稼働率の低いメンバーと若く良質なメンバーの交替を図り、
処分するメンバーも納得して手離せる価格にしてクラブの活性化を実現する為には、
ようやく上げ潮に動きかけている会員権の評価を貶めるような事はしてはならず、
上げ潮の相場に悪乗りせずメンバーシップの倶楽部の持つべき矜持を守る事が大切だと思います。
by J万治郎