石川の実家の四匹の燕達の名前は毎年変わるが、今年は
長男がいつも外に出ようとして飛んでガラスにぶつかって全く学習効果が無い為
「ドジ」とつけました。
長女が兄妹四匹で電線に並んでいても此の子だけが後ろ向きで協調性に欠ける為「ケメ」
次女 四匹の中では一番良い子っぽいけど良い子は褒め過ぎの気がするので「よし子」
末弟が私達の親戚の従兄弟会の会長で最長老でいつも元気なおじさんの名前を
お裾分けしてもらって無断拝借で「一郎」
両親は昨年一昨年と変わらず父さんが「与三さん」、母さんが「菊さん」です。
燕達は冬の間暖かい東南アジア(台湾、フィリピン、オーストラリア、ボルネオ、マレー半島など)の
北部方面で過ごして、日本が暖かくなる初めの頃に海を何千キロも超える旅をして
特有の帰巣本能によって前の年と同じ町、同じ軒下の巣に帰って来ると言われています
四匹の燕達はもう家の近場を我が物顔で飛び回るようになっています
それでもまだ両親に甘えて、巣に戻ると黄色いくちばしでピーチクパーチクと餌をねだっています。
燕の平均寿命は7-8年程で、4月から7月の間に2回程度繁殖をし卵を4-5ヶ産み、
産卵後13日から15日で孵化をしてそれから17日から22日するとそれぞれ巣立ちをするそうです。
一年間の死亡率は60-70%(此のうち生後一年間の死亡率が80%前後)のようです
妹が言うには、後一週間も過ぎれば四匹の子達がそれぞれ親許から巣立っていくはずです。
2-3日前からは夜寝る時も巣が小さくなった為巣の近くの納屋の電線で身体を寄せ合って眠っています
今時の人の子だと一人立ちする迄20年近くもかかるのが普通のようですが、
いつもながら自然の中で生きる燕達の逞しさに驚きです
by 万治郎