私の友人が或るゴルフ場に入会しようとして、途中で購入を取り止めました
ゴルフ場に入会する場合、名義書換料の高止まりや高額な入会預託金などの入会間接費用の高負担、年会費の値上げ 分かりにくい入会審査などが此れからメンバーになろうとする人達にとって大きな障害になっています 現状では会員権本体価格の相場は全体的には横這いもしくは下落しており、関東でも実態として売れない流通しない会員権が全体の3分の1以上の数になっています。
業界では女性、ジュニア対策に取り組み、若年次世代ゴルファーの育成が急務だと騒ぎ高齢者のゴルフ離れを引き止める事が喫緊の課題になっています
今年(平成26年)は消費税が4月から5%から8%にアップし会員権の損益通算も昨年末の税制改正大綱に盛り込まれた通り出来なくなる見込みで、その後は此れ迄以上にゴルフ場への預託金の返還請求が増加する危惧があります。又、アコーディア、PGMの大手ゴルフ場経営会社2社はPGMの仕掛けたTOBで経営の統合は不成立になりましたが、水面下では問題はくすぶっている様子です。
問題が山積みのゴルフ業界で此れらの殆どの問題を解決する方法が有るとすれば、それは古くて新しいキーワードですが「倶楽部の再生」ではないでしょうか。
日本中どのゴルフ場も殆どのコースがゴルフクラブ、カントリークラブの名称がつけられていますが、それぞれのゴルフ場で本来の「倶楽部」の意味が理解出来ているのか疑問です
勿論、倶楽部と云うからには断じて一部会員の為ではないし経営者の所有物でもないはずで、会員相互が友情を育み安らぎを得る場所で有るはずではないでしょうか。
時代背景やその国柄、文化歴史などの様々な状況が有るでしょうが、「私の倶楽部」が本来の有るべき形の倶楽部として機能すれば問題の多くは解決して活路が開かれるのではないでしょうか
今年こそ私達は改めて倶楽部の再生について真面目に真剣に考え実現していかなければならないと思います
by万治郎