日本海側の雪国で18才迄育った自分としては、当時今の時期には一面が1mから2mくらいの積雪は普通で有ったからそれが記憶に刷り込まれている為、今回の事も東京育ちの人達程びっくりする事はありませんでした。
但し田舎を出て40年余も都会暮らしを続けてきた為、雪道を歩くと頭の中と身体の動きは別物になっていました 車の通った轍(わだち)の歩きにくさや凍ってつるつる滑る道路には毎日通勤で歩く駅迄の300m程の距離にも難儀しました
此の10年位前からは私の実家の方でも雪が降る事が以前と比べてとても少なくなったと聞いています 確かに帰省して正月あたりに雪が有る事は珍しく、白山連峰の山々に白いものが見える位であちらでも本格的な降雪は2月から3月中旬頃迄の様子で、暖かい冬が続いているようです
雨や雪などの自然の恵みが無ければ大切な田んぼの稲も育たず日本海のキトキトの魚も食べられなくなりますから自然の循環の大切な事は良くわかりますが、自分の事になると寒い、暖かいと文句ばっかり言う癖はなかなか変わらず困り者です
それでも8日の夜は家に帰った後、大好きなウルメいわしを炙って濃い目角のハイボールを飲みながら庭の戸を全開にして久しぶりの雪見酒を堪能しました そして、小さい頃の雪の想い出に浸る事が出来た良い一日でした
by万治郎