先日の太平洋VISAマスターズ大会でBワトソン・・・いやー確かにその飛距離には度胆を抜かれました!
飛ばし屋のプロの中でもさらに別世界に君臨しているかの様なその飛距離は・・・もう基本的に日本人とは骨格というか潜在的に何もかもが違い過ぎるんだなーと感じた次第です。
そんなゴリラ軍団?の様な中で、アメリカ本土で活躍するなんてのは・・・日本人は本当に大変だなとあらためて感じました。
そういえば当時タイガーが登場した時、その圧倒的な飛距離に誰もが度胆を抜かれた事を思い出しましたけど
今ではタイガーでもごく普通の一般的な飛距離で、飛距離だけで勝つ事が困難になっています。
もっとも、当時に置いても飛距離だけで勝つ事は困難で、タイガーの本当の強さはショートゲームにあったわけですが・・・・そのショートゲームが衰えてしまえば、ごく一般的な選手にしかなりえないのは至極当然でしょう。
Bワトソンも当然、飛距離だけではなく、その飛距離をコントロールする技術とショートゲームの上手さがあってこそで、今回はそのショートゲーム(特にパッティング)がうまく行かなかった事と
あとは・・・やはり大勢のギャラリーに囲まれて・・・その飛距離への期待感に答えようとしていましたね(苦笑)
無理にDRで攻めなくてもよいホールで攻めたり・・・プロとして魅せる事の意識もあり、それが結局歯車が狂った要因かもしれませんね。
さて、いつも話題になる18番は・・・いったい飛ばし屋はセカンドをどの番手でツーオンするか?が話題になったりもしますけど、私が一番「圧巻」だと感じたのは、三日目だったと思います・・・池田選手のセカンドウッドでの完璧なツーオン。
飛ばし屋はアイアンで乗せていく中、ティショットが思ったより飛ばず、右サイドから・・・・あの位置からきっちりピン側に寄せて行ける技術はすごい!と感じましたし
ドライバーで350Y飛ばして残りをショートアイアンでツーオンよりも、これぞプロ!と個人的には感じた次第です。
昔のプロのトーナメントは観ていて本当に楽しかった・・・・それぞれ個性があって、その個性を武器にして戦っていた様がとても見ていて興奮した記憶があります。
今は道具の進化で、ほとんどのプロの飛距離が同じ・・・飛ばないプロが何ヤードも後ろから先にベタピンにつける様なシーンも減りました。
もうアメリカのメジャートーナメントでは距離を伸ばして難易度を高くする事には限界がきているからか・・・ヤーテージの長さよりほかの要素で難易度を高くしてスコアが出ないセッティングにしている様子です。
日本のトーナメントももっとそうした方向に向かわないと・・・・もう飛距離では外国選手に逆立ちしても勝てないと思いますので(苦笑)いかに方向性とショートゲームの技術を磨けるか?の様なセッティングで戦える場所を造る事が、これから世界で戦うには大切なのでは?と感じた次第です。
勝手きままなトーナメント観戦記・・・でした(苦笑)
BY SS