東京国際GCが来月の4月から名義書換料の他に入会預託金200万円(平日だと120万円)、入会時に必要となります。
相場にどう反応するか?と思っていましたが、時期が悪いのか・・・・やはり現在値下がりしております。
購入者にとってみれば今購入した方が、最初に支払う金額が安くてすみます。従って現在の相場であれば今まで会員権相場だけで300万円近くしていた事を考えれば得だと思います。しかし購入後、相場が下がる事を解っていて購入する気持もなかなかなれないのかもしれません。
プレー本位で考えれば、絶対今が購入する最後のチャンスだと思います。また東京近郊のゴルフ場で入会保証金を取っていないゴルフ場は東京国際GCぐらいだと考えれば今回の決定はある意味仕方ない事だと。
しかしそれよりも何よりも、現在若干不安な部分は将来また追加金が必要なのかどうなのか?その点ではないでしょうか。
確かにメンバー中心で運営していく事の難しさはあると思います。理事の皆さんはゴルフ場をいかに存続させ良くしていくか・・・その事に対して一心になって頑張っていると感じます。
資金的な事でいえば外資に買って貰った方が良かったかもしれません。しかしそうなればこれまでのメンバー中心の運営が果たして継続できたか?
本当に・・・ゴルフ場の倒産後、どうやって立て直して行くか・・・難しい問題だと今回あらためて感じました。
しかし幸いにして例えば東京国際GCに関して言えば、立地条件は相当良いので経営方法次第でいくらでもその価値を高める方法があると思います。
地方のゴルフ場が存続していく事の難しさに比べれば明らかに色んな方法があるかと。
コースは飽きの来ない私は面白い、東京といった丘陵地を考えれば良いコースだと思います。けして近郊のゴルフ場に大きく負けてないかと。いえ、むしろ相場においては負けてもコースそのものは勝っているかもしれません。
後は運営面と従業員教育といったソフトな部分、そしてコースメンテナンスといったハードな部分。
ハードな部分は将来的にハウスの立替等必要だと思いますが、お金が必要な為今すぐとはいかなくても、ソフトな部分は幾らでも改良出来ると思います。
今がけして悪いわけではありませんが、もっと良くする方法があるかと。
そこに今、マーケットは価値観を感じて相場が立っている・・・そんな気がします。
もちろんこれはどこのゴルフ場でも、その価値観を高める為必死に頑張ってると思います。
しかし今これだけ多くのゴルフ場があり、そしてプレー料金も安くなっている中で、当たり前のサービスをしていてもなかなか難しいかもしれません。
私個人の意見としては、コースで働く方はいろんなゴルフ場を観て周ってみてはどうかと思います。
良い部分、悪い分、色々と参考になると思います。自分の場所ばかりだとどうしても自分のコースがナンバーワンになってしまうのです。
例えばあるゴルフ場は、コース内でゴロゴロ転がっている拾ってきたロストボールを「どうぞご自由に」と無料でいくつでも使用できるよう箱に入れています。
そのコースはとにかく難しくて、必ず2、3個ボールを紛失するそうですが、そのボールが違う形で戻ってくる・・・・そんな感じらしいです。
トリッキーなコースではそういった誰でも出来る、まったく損をしないサービスをする事で、実はお客様に喜んでもらえる・・・・そんな何気ないサービスが大きな話題となって意外な価値観を生み出す事になるわけですね。これは明日からでも出来る事だと思います。
練習場のボール代金無料もそうですけど、そんな少額なサービスで、その後、案外高いプレー料金払っても納得してしまうのが不思議ですね。
今は小さなサービスの積み重ねが必要な時期だと思います。
それは発想次第でいくらでも出来る事があるかと。
そしてもしゴルフ会員権としての価値を高めたいのであれば、もっとメンバーシップを高める為になにをすれば良いか考えれば良いだけの事。
しかしそれが一番難しい事ですし、なかなか実際は完璧には出来ません。
しかしそれは実は簡単な事で、もっとメンバーが集まって意見を交換しあう時間を設ければ良いだけの事。しかし実際には一部の人たちで運営が進んでしまう事実。
えーー話はどんどん縦横斜めに進んでしまいましたけど・・・・・とにかくゴルフ場がこれから良い方向に存続していくにはメンバー全員の協力が必要だと思います。その為の会を積極的に行なっていかないと・・・・本当の改善は難しいのでは?と感じます。