僕が明治ゴルフに入社したのは平成7年です。(かれこれ15年になります)
入社当時に先輩からレクチャーをしていただいたのですが、その中に預託金制と株主制の違いという
項目がありました。
・預託金証券のみ
・株券のみ
・預託金証券と株券がセット
・預託金と株券の2種類がある
・正会員は株券・平日会員は預託金
などなど、いろんなケースがあります。
基本的には、プレー権(プレー料金)や優先的施設の利用権(予約)は預託金と株券で違いはありません。
ただし、預託金制の場合には預託金の返還請求権があり、株券には株主権があります。
ぼくが入社した当時はまだ、預託金返還請求問題がそれほど発生しておらず、その後現在に至るまでの
ゴルフ場の倒産劇など予想できませんでした。
よって、どちらが良い悪いと甲乙をつけることもそれほどなかったわけです。
がしかし、最近とあるゴルフ場の年会費が今年から2倍になるとの情報が飛び込んできました。
そのゴルフ場は預託金制ですから、メンバー様はゴルフ場からの通達には基本的には従うしかない
状況です。この不景気で収入が減ったという理由のようですが、さすがにいきなりの通知で戸惑いも
あるでしょうし、売り物件がかなり出て相場にも大きな影響が出ています。
ここで考えるのは、これが株主制のゴルフ場だとどうなるでしょう?
メンバーは株主ですから、ゴルフ場の経営に対して発言する権利はあるし、年に一度決算報告書が届けば
ゴルフ場の運営状況がある程度わかります。
ですから、ゴルフ場側も無茶なことはできません。
このところ、各ゴルフ場は年会費を上げる傾向にありますが、そうなるとメンバーとしては自分達が払った
年会費がどのように使われているのか?ゴルフ場の経営状況はどのようになっているのか?
やはり気になると思います。
預託金制のゴルフ場であっても、年会費を上げる場合にはきちんとした説明が必要ではないかと感じました。
メンバー様もそういった説明があれば致し方ないと思えるかもしれないですし・・・。
Mr スライス