外資系ゴルフ場経営会社のうち1社が、
2月1日から「2011年 名儀変更入会プラン」として
従来より大幅に名変料を創業10周年記念として今年中減額する事を発表した
此れによって会員権の購入希望者が購入しやすい環境を整備し、
ゴルフ場の活性化を促進させ会員権相場の上昇を期すとの事であるが、
良い事だと思う
現状は、実質的には此の2社の経営するゴルフ場の殆どのコースは会員権としての相場が成立せず、
メンバーからしてみれば
そういう状況で高額な 名儀書替料や年会費の負担は納得出来るものでは有り得ない
メンバーシップを看板にしながら
ネットでの集客などでメンバーもビジターも殆ど変わらないような低価格戦略をとって、
なおかつ活発な会員コミュニティ作りに貢献し、
顧客満足度の向上を図るとしてもなかなか難しいと思う。
従来のそのゴルフ場のメンバーからすれば、
ゴルフバッグにタッグをつけるのが恥ずかしくなるような相場のコースも多い
2社の経営する系列ゴルフ場の数は他を圧倒して全国のゴルフ場数の1割強になり、
料金やサービスについても大きな影響力を持つようになっているが、
上場企業として株主への利益の確保が優先され過ぎていると感じる
営業する立場とすればわかるが、
そのゴルフ場の成り立ちからの歴史を想うと正直疑問もある
パブリックの営業であれば当然であろうが、
メンバーシップをうたいメンバーに高額な年会費、名儀書替料を負担させるだけでは違うと思う。
こういう中で、独立系のゴルフ場はもっとサービスに自信を持って本来のメンバーシップの有り方を追求し、
差別化を図れば良いのではなかろうか。
又、殆どのゴルフ場はゴルフ場を作る時会員権の譲渡、流通を認め、
市場での売買を了承した事からメンバーの会員権の資産価値についても一定の責任があるのではないか
と云う意見もある。
「あえてローカル」「あえて倶楽部」の運営をする事で勝機があるはずで、
物量作戦に負けず名儀書替料や入会金、年会費などについても
メンバーが納得出来る経営戦略を構築してもらいたい
by 万治郎