小田原湯本CCが今年3月末で名変預託金200万円を撤廃した
徴収していた名変預託金は、平成11年4月から正会員の名儀書き換え時に
通常の名儀書き換え料105万円以外に、入会者から将来退会する際には
返還する約束で200万円を預っていた
その理由は会員の高齢化に伴う乗用カートの導入と、コースのメンテナンスを徹底する為との事であった。
入会希望者は会員権を購入する以外に名儀書き換え料105万円と名変預託金200万円を合わせて
305万円が必要で、先の名変預託金が撤廃される直前では会員権の相場は10万円から20万円で
殆ど売買が成立しなかったが、今回の撤廃で現在は70万から80万円の価格で成約するようになった
ゴルフ場側としては此の相場でも不満であろうが、近辺コースと比較をすれば
一応は納得出来るのではなかろうか
中堅以上から高額コースの多くで呼び方は異なっても、退会時に返還する約束で名変預託金を
徴収しているが、現在の相場が低迷している理由のひとつに、名儀書き換え料と合わせた
名変預託金が時流に合わない程高額になり過ぎて、会員権の市場価格が高い時の10分の1、
20分の1になっている中で此れらの関接費用が最高値のままで、
会員権本体との数字のバランスがいかにも悪い事が有る
会員権が20万円で関接費用が305万円では、購入を躊躇して当然だと思う
今回の小田原湯本CCの決断は英断である
by.万治郎