今年も暑い夏がやってきました。運動をしていい汗をかいて、ビールを飲むにはたまらない季節ですよね。
今回は水分補給について書きたいと思います。
この時期にゴルフ(他の運動も含む)をした後、1kg~2kg体重が減っていた経験が皆さんありませんか?この運動後の体重減少分は決して脂肪が減ったのではありません。水分の損失によるものです。体重計に乗って喜んではいけませんよ。
真夏に激しい運動を行った際には1時間あたり1リットル~2リットルの汗をかくともまれではありません。
普通の大人が身体に異常を感じないで水分損失に耐えられるのは約1.5リットルまでとされています。体重の4%~5%の水分を失うと、身体作業能力や生理的機能は明らかに低下します。
具体的には、血液量の減少による血圧の低下が起こります。血液濃縮により、血管抵抗が大きくなり、血栓もできやすくなって、リスクが高まります。さらに、心拍数の増加により心臓への負担がかかり、体温調節がうまくいかなくなり、ひどくなると熱中症が生じたりします。
つまり、運動が終わった後に体重が1kg~2kgと減ってしまうことは、決してよいことではありません。
運動する30分前を目安に400~600mlの冷水を取ることで、脱水症状の予防になります。
運動中には、強度にもよりますが、15分毎に200ml程度を目安に摂ると良いです。
また、糖類が含まれた水分を摂取すると、胃から小腸への液体移動を抑制するため、1時間程度の運動なら冷水が良いとされています。
ゴルフの場合は、長時間での運動になるので、スポーツドリンクを薄めて飲むと身体に浸透しやすいです。
まだまだ、暑い日が続きますが、健康一番!身体を大切にゴルフを楽しみましょう。