最近の話ですが・・・・
ある不動産ファンド会社の件です。
結局リーマンショックの影響もあって倒産したわけですけど、数年前ゴルフ場買収にも手を広げていました。
そっちも上手くいかなかった様です。
現在は当然売却に走っているわけですけど・・・・結果から言うわけではないですが、やはり餅は餅屋だなーって思いました。
ゴルフ場をただ単に安く買って高く売る。しかしそれは簡単そうで簡単じゃない。
その会社が買い取ったあるゴルフ場でプレーして、当時の募集金額を聞いて「ああ・・・ここは何も解ってないな」と思いました。
近隣の名門コースとほぼ同じ金額で募集。集まるわけがありません。
ただ単純に買い取った金額をベースに計算をしただけの事です。
ゴルフ場にはメンバーがいてそしてその中で様々な歴史が刻み込まれてます。
それはメンバーとスタッフが何年もの間積み重ねてきた事。それよりもさらにグレードアップさせたいのであればハードではなくむしろソフトをアップさせないと新しく募集をするにしても誰も関心を持ちません。
我々の様なプロであれば、ゴルフ場の持つ様々な問題を分析し、その対策とそしてゴルフ場をよくする為に何をどうすれば良いか・・・・メンバーもしくはプレーヤーの目で見て色々アドバイスする事も可能だと思います。
しかし素人同然がゴルフ場を数回視察しただけで、その価値を決め、そのままの状態で募集をかけて運営してもうまく運営できないのは当たり前だと感じます。
逆に今不動産が安いからといって我々が手を出しても100%上手くいきません。
何事においても・・・・簡単じゃないんですね。机の計算だけで上手くいくわけがない。
そう・・・・それは自分のゴルフプレーと同じです(苦笑)