現在震災の影響で、最近感じるのはスポーツのあり方です。
先日サッカーで、チャリティマッチが行なわれ、カズ選手が劇的なゴールを決めました。
私もその瞬間、感極まりましたし恐らく見ていた、応援していたほとんどの人が感動したと思います。
三浦カズ選手は、この試合の前、日経新聞のスポーツコラム欄でこの様な事を書いてました。
※前半と後半は省略しております。
『・・・・・サッカーをやってる場合じゃないよなと思う。震災の悲惨な現実を前にすると、サッカーがなくてもいいものにみえる。医者や食料、必要なものから優先順位を付けて行けば、スポーツは一番に要らなくなりそうだ。でも僕はサッカーが娯楽を超えた存在だと信じる。人間が成長する過程で、勉強と同じくらい大事なものが学べる。「あった方がいいもの」だと。
未曾有の悲劇からまだ日は浅く、被災された方々は余裕ある日々など送っていない。水も食べるものなく、家が流され、大切な人を失った心の痛みはとても癒されはしない。そうした人々にサッカーで力を与えられるとは思えない。むしろ逆だ。身を削って必死に生きる方々、命をかけて仕事にあたる皆さんから、僕らが勇気をもらっているのだから。
サッカー人として何が出来るだろう。サッカーを通じて人々を集め、協力の輪を広げ何か力になりたいという祈りを支援金の形で届け、一日も早い復興の手助けをしたい。そこに29日の日本代表との親善試合の意義があると思う・・・・・中略・・・・・・とても明るく生きていける状況じゃない。でも何か明るい材料がなければ生きていけない。暗さでなく明るさを。29日、Jリーグ選抜の僕らは皆さんに負けぬよう、全力で、必死に真剣にプレーする事を誓う。』
そして三浦カズ選手は見事結果を出しました。
その心の叫びが恐らく通じたのでしょう。カズ選手のその誓いから偶然ではなく必然であった様な気がします。
そしてこれからスポーツといえば我々がもっとも愛するゴルフが、そしてマスターズが始まります。
今、女子プロでは既にメジャーが開催され、日本の選手が必死に戦ってます。
有村選手のコメントひとつひとつが、震災に対しての思いを痛切に感じます。とにかく必死に戦う事で何とか力になりたいと。
今ゴルフどころではない。そんな気持ちもどこか心の中にあるかもしれません。しかし海外で日本選手が活躍し、我々に感動と勇気をあたえてくれた瞬間、今自分達にとって何が出来るか、何をしなければならないのか答えが見つかると思います。
とにかくプロゴルファーの皆さんには、サッカーに負けない様、必死に戦う姿を期待して見守って生きたいと思います。
BY SS