昨年末の衆議院選挙の後、ゴルフ会員権のマーケットにも漸く高額物件が先導する形で具体的に数字に上昇が顕れてきています。
バブル時に比べると此れらのトップクラスのコースでも当時の1/10~1/20以下になっており、5~6年前と比較しても
70~80%程度下落しています。特に昨年中の下落はプロの私たちも驚く位でした。
但し、視点を変えれば過去の暴騰はゴルフプレーや倶楽部ライフを逸脱した投機から始まった泡沫的な相場で有った事も事実です。
狂乱バブルは業界ではその後に預託金の償還問題を誘引して民事再生法などの法的整理をしたゴルフ場は
優に850程になり、全国のゴルフ場の数の約1/3になって、現在もまだその余韻は治まったとは云えません。
業界の内在する諸問題がオールクリアになったわけではありませんが、取りあえずの相場の上昇は仄に明かりが
見えてきたように感じます
勿論、今回の相場の上昇は経営内容やコースのレベルがそれなりであって、それらのコースは実力が
正当に評価されなおしてきたと言って良いはずです。
購入を考えているゴルファーにとっては、改めてコースを選別出来る時節到来ではないでしょうか
ゴルファーの中には、過去の凄まじい価格破壊経験から、プレー代の差額の減少など会員になったとしても
メンバーとしてのメリットに疑問を感じる方もあろうかと思われますが、実際にはメンバーにはビジターにはない
金銭に変えられない位の有形無形の様々なメリットが有ります
例えば、会員同士の交流や友人を作り倶楽部ライフを楽しむ事、クラブ競技などで腕を磨き
様々なイベントに参加する楽しみ
倶楽部に行った時に我が家に帰ったような従業員からの心温まる応接サービス、
健康増進とリラックスする事による医療予防効果、施設の多目的な利用、料金の安さなどが有り、
各自の使い方次第で会員権の附加価値を高める事が出来ます
又、会社をリタイヤした人達にはゴルフは大変な魅力があるはずです。利害関係の無い新しい友人も数多く出来、
第2の人生を楽しむ事が出来る最高のスポーツでもあります
倶楽部ライフが充実して価格もリーズナブルな堅実経営の優良銘柄を選べるチャンスを
有効に活用してみては如何でしょうか
by J万治郎