近辺コースの高額物件の値上がりが激しい。昨年の10月を底にして衆議院選挙の後、
安倍政権になって一気に騰げてきて最安値から2倍3倍になっているコースも珍しくない
以前にも此のブログに書いたが、諸々の状況が有るにしても昨年の此れらの物件の下げは私達プロも
想定外の落ち込みで底値の見えない不安を感じた位でした。
それがようやく、高額物件については正常な評価と言って良い位の相場に近づいてきているのは
業界としても一安心と云うところです
但し今の状況は手放しで喜べるようなものではありません理由は、ゴルフ場の業界、会員権を扱う業界として
市場を拡大して流通をスムースにするような努力工夫は残念ながら殆どやっていないからです。
高額な名変料、入会預託金は高止まりしたまま、年会費は少しずつですが高くなってきています。
此れからも近場で下げ過ぎた中堅クラスのコースが急騰している高額物件の後追いで或る程度迄は
相場を上げていく事になるでしょうが、今のようなゴルフ会員権に追い風が吹き始めた時こそ業界が一丸となって
市場を拡大する為の方策を早め早めに実行していくべきなのではないでしょうか。
例えばゴルフ会員権が30万で入会間接経費が500万円、年会費が8万円では此れからのゴルフ場経営を考えても
スムースな運営は難しくなっていくのではないでしょうか。勿論、それぞれのゴルフ場には「自分流」の考え方ややり方が
有りますからそれはそれで良い事でしょうが、時代の流れを見極める事も大切だと思います
by 万治郎