スポーツの世界には、昔は常識だったものが今は全くの正反対でタブー視されている事がけっこうあるのをご存知ですか?
例えば…
「運動中の水分摂取」
以前は運動中に水分を取ると体力を消耗するという理由で「水を飲むな」「水分を控えろ」と言われてましたよね。
今の40代以上の方ならどなたでもそういった指導を受けたり教わったりされた経験がおありかと思います。
現代では正反対で運動中の水分摂取はむしろ積極的に推奨されてますよね。
運動中に発汗などで失われた水分を補給することで、体力や運動量をより維持出来る事が科学的にも実証されています
ましてやここ数年は毎夏に渡り猛暑日が続いてますから熱中症や日射病を未然に防ぐ意味でも継続的な水分補給は不可欠です
それにしても、大昔はオリンピックに出場するレベルのアスリートまでもが、当時の指導者や先輩から誤って伝承された「運動中は水を飲むな!」の非常識を忠実に守りそれなりに立派な戦果を残してきたわけですから凄いですよね
元々は、戦争での行軍中に異国の水を飲んで体調を崩した兵隊さんの体験が主因だとか、陸軍で節水の行軍研究がなされて精神鍛錬のために水抜き・水断ちによってその苦しい体験が修行になるとか、いろんな説があるみたいです
日本人は根性論者で鍛錬好きですから、スポーツや運動を楽しむのはどこか不謹慎で許せない、肉体を苦しめつらい思いをすることで精神的な極みや高みを得るみたいな感覚でしょうか
今の人の視点から見たら超ナンセンスな話です
でもそんな昔の日本人気質、私は実は嫌いじゃないです(笑)
Ikechan