3月11日午後、商談先のお客様宅からの帰路、小田急線の車中でアナウンスが…
「東日本大震災の発生から5年となる、本日14時46分に小田急線全線全列車で、地震発生を想定した列車一旦停止訓練を実施いたします。列車一旦停止訓練時間は約1分間の予定です。ご利用の皆さまの、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。」
5年前のこの日、激しい揺れが人々を恐怖のどん底に陥れ、続く津波と原発災害が多くの尊い命と穏やかな暮らしを奪い去りました。
復興が進み街が姿を変えても、家族や友人、大切な財産や思い出を亡くした悲しみが消えることはありません。
あれから5年か、早いなぁと思いつつ吊り革から離れ車窓に身体を向けて、黙祷を捧げました。
この日、被災地や東京など各地で追悼行事が行われ、2万人を超える犠牲者の鎮魂を祈り復興の進展を国民は誓いました。
この5年間で産業の再建が進む一方、まだまだ途上でその爪痕は深く、多くの被災者が今も苦労を続けています。
私自身に置き換えれば、仕事はまあまあ順調で月に数回のゴルフでコースラウンドを楽しんでいます。
自分を含め、家族はそれなりに経年劣化(?)はあるものの取り敢えず健康で、5年前に高校生だった娘は来月には出産予定。
我々を取り巻く今の環境と幸せに、深くそして謙虚に感謝しつつ、あらためて犠牲者の方々のご冥福を祈念し、被災者の皆様にお見舞い申し上げます。
Ikechan