58才の私はドライバーのヘッドスピードが38~40m/sですが、この程度のパワーだと実質3W(ロフト15度)よりも5W(ロフト19度)の方が飛びます。
要するにボールが前に飛ぶ推進力よりも、ロフトが球を上げてくれる揚力の影響の方が勝ってしまうんですね。
同じ理屈で5番アイアン(5I)よりも6I、あるいは7Iの方が飛距離が出ることもしばしばです。
何よりも私の技量(ハンデ18)ではレングスの長いクラブだと、ボールがクラブフェイスの芯に当たってくれないのが一番大きな原因かもしれませんが…
そんな事を学んだ数年前、私のキャディーバッグはウッドがクリーク(5W)からアイアンが6番からのセッティングでした。
ところが、ウッドの構成を5W・7Wにし実戦の場であるコースに出ると、知らず知らずのうちに、よりコースマネージメント重んじ5Wではなく7Wを選んでしまいます。
スコアメイクを重視する余り、「より確実に」「より安全に」「大怪我は避ける」などの戦略が優先され、こうなると正に「ジリ貧」です。
このままですと、そのうち5Wも打てなくなりやがて9Wや11Wへ…
アイアンはショートアイアンとウエッジだけ…
おじいちゃんゴルファーまっしぐらです(苦笑)
シニアツアーで活躍されている芹澤信雄プロは「俺は5番アイアンをまともに打てなくなったらツアーから身を引く」と語っていました。
おじいちゃんになることを抗うつもりは全くありませんが、少しでも体力や筋力を維持して練習に励んで、そしてほんのちょっと見栄を張って、いつでも「少しだけ背伸び」をしてゴルフを楽しんでいきたいです。
もちろん今、私のキャディーバッグの中にはスプーンと5番アイアンが堂々と鎮座しています!
Ikechan