メンバーシップのゴルフ場に入会するのに事前審査制度を設けているゴルフ場があります。
ほとんどのゴルフ場は先に会員権を購入しないと入会手続きができません。
しかし一部ゴルフ場は事前審査制度を設けております。
関東圏では、小金井・多摩・府中・相模原・横浜・狭山・武蔵・我孫子などです。
所謂名門コースで入会が厳しいイメージのコースばかりです。
事前審査の良いところは、事前審査が通ってから会員権を購入するのでリスクがないところです。
会員権を購入して入会手続きをしたが、承認が下りなかった場合には転売をすることになります。
もし相場が下がっていたらそこで損金が発生してしまいます。
しかし事前審査にて承認が下りてから会員権を購入すれば間違いなく入会できます。
相場が下がっている状況の場合には、この制度は購入者には非常に有効です。
しかし、今年の春先からゴルフ会員権市場は首都圏の優良コースに限り上昇基調に転じております。
特に、この事前審査制度を設けているゴルフ場の価格上昇が大きくなっています。
その要因としては、事前審査にて承認された方々が、そのタイミングで皆さんいっせいに購入しようとするためです。
売り物件が少なくなっているのに加え、買い希望が増えれば相場は上がります。
事前審査の手続きにおいて、保証人様をつけていますので会員権を買わないわけにはいきません。
多少高くても物件を押さえる方が出てきます。事前審査にて承認された方が全て購入できればいいですが、
購入できていない方が残っている状況で、また新たな事前審査通過組が出てくれば更に購入希望者は増えます。
事前審査書類を提出した時の相場と、2~3か月後に承認が下りた時の相場がガラッと変わってしまうことも
これからは十分にあり得るでしょう。
Mrスライス