私たち営業マンは一日の仕事の中で外出をする機会が頻繁にあります。
外出時に利用するのは当然に公共の交通機関です。
この数年、電車に乗っていて気がついたことがあります。
スマホの普及のせいでしょうが、電車内で読書をする人をとんと見かけなくなりました。
以前はひとつながりのシートに必ず一人か二人はいたものです。
電車内で人間ウォッチングをする、いろんな人を観察することは移動中の退屈しのぎになります。
私は読書は大好きですが、実は読書をする人を見るのも好きです。
読書をする人の顔は老若男女問わずキリリと凛々しく知的に見えます。
おそらく各々の人が持っている表情の中でもナンバーワンと言ってもいいと思います。
きりっと結ばれた唇、軽く引かれたあご、斜め下を見つめる穏やかで思慮深い視線、その清潔なたたずまい。
散漫な電車内の雰囲気から一人遊離して、超然とした空気を身にまとっています。
せわしなくケータイでかちゃかちゃメールやネットをやっている人とは発せられる優雅さが違います。(私もよくちゃかちゃか触っていますが…)
昔のように電車内で本を広げる人がもっと増えれば、昨今頻発している車内の暴力事件などのトラブルも絶対減ると思います。
Ikechan