2014年度のゴルフ場入場者数が8,650万人と確定しました。前年度より約25万人減で、0.3%減でした。
ゴルフ場の数は2,386コースから50コース少なくなって2,336コースでした。1コース平均の入場者数は2013年が36,356人、2014年が37,031人で微増でした。ほぼ前年並みです。
バブル経済崩壊の後、実感出来ない景気回復が続き、2008年のリーマンショクで再度厳しい環境に逆戻りして、その後は一進一退の状態です。
入場者数に大きな減少がない理由は、団塊世代以上の高齢者のプレー回数が減っていない為ですが、プレーヤーの20%近くが70才以上の高齢者だとういうデータもあり、近い将来にこの需要が無くなれば、市場の規模が大きく縮小することになります。
高齢者の割合が大きくなることは業界としては黄色信号で、ゴルフ業界の活性化のためには若年層のブレーヤーの増加が鍵になります。現在はシーズンになると予約がとれない状況もありますが、これは人口構造からみると一過性のもので、これからどのような方法で数年間で需給関係を改善し、プレーヤーを増やすかが鍵になります。
人口減少という課題にどう対処していくか、どの企業も真剣に対処を考えています。
それぞれのゴルフ場も、またゴルフに係わる企業や人も、明確な方向性と経営のビジョンを持たなければならない時です。
By 万次郎