新年明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
28年度の初めての万次郎のゴルフー番ホールは、北陸新幹線の開通で今旬真っ盛りの金沢のお雑煮についてです。お正月に日本人が食べるお雑煮は室町時代には既に食べられていたらしいのですが、庶民が食べられる様になったのは江戸時代からの様です。作り方は、時代や場所によって異なりますが江戸初期に書かれた料理本では味噌味で、串飽を使った豪華なお雑煮も登場した様です。ただし、それでも庶民が食べられるお雑煮は焼いた切り餅と小松菜を入れた位の醤油ベースの質素なものでした。
私が正月に金沢に帰ると、料理自慢の妹が作ってくれるお雑煮はかなりシンブルなお雑煮です。醤油ベースに昆布と鰹節で出し汁をとって、お餅に鶏のささみ、自菜、人参、かまぼこ 、三つ葉が乗っかっているだけです。これは私の家だけでなく、金沢の一般的なスタイルの様です。私の家のお雑煮のレシピを妹から聞きました。出し汁の具合で味も随分変わる様ですが、簡単に出来るので一度試 してみて下さい。
材料 (4人前)
- 鶏のささみ – 100g
- 水- 500cc
- 白菜 – 4~ 5枚
- 醤油 – 少々
- 人参 – 30g
- 酒 – 少々
- かまぼこ – 4切れ
- みりん – 少々
- 昆布 – 少々
- 三つ葉 – 少々
- 鰹節 – 少々
手順
- 具材を適当な大きさに切ります。
- お鍋に水、昆布 、鰹節を注ぎいれ出し汁が出来たら醤油と具材を煮ます。
- 具が柔らかくなったら、酒、みりんで味を調えます。
- 別のお鍋でお餅を柔らかくなるまで煮ておきます。
- お椀にお餅を入れて、3の出し汁を注ぎ具材を乗っけて三つ葉を添えて完成です。
金沢というと加賀百万石のイメージが強く、豪華絢爛で有る様に感じますがお雑煮に関しては質素です。
どうぞ、お試し下さい。
by 万次郎