私の個人的な認識として、ゴルフ場をメインにしてゴルフ以外の総合型のアクティビティを揃えているのが名実とものカントリークラブで、メンバーの家族はゴルフ以外のスポーツやイベントを楽しめ、充実した施設やクラブライフがあって、クラブでは地域社会への貢献を常に考え、メンバーは伝統の継承を担い大切にしているように思います。
また、クラブは会員同士が交流できるイベントなど価値観を共有するメンバーで構成されており、メンバーのファミリーもクラブの運営に参画する事ができ、「ウェルカム」されています。
日本のゴルフクラブの場合は、ごく一部の格式の高い古いコースを除いては、ゴルフプレーを中心にする施設の利用がおもで、先のカントリークラブと呼ばれる運営をしている組織は欧米に比べるとほとんど無いようです。
これは、日本の場合はエリートやエスタブリッシュメントと呼ばれる選ばれた一部の人達を社会が受け入れる土壌がほとんど無く、そういう社会が育たなかった為ではないでしょうか。
日本ではエリートが先導する社会システムより、全体が平均。均等を優先する風土が有ります。
日本のカントリークラブがどんなものか、現在のゴルフクラブがその核になり得るのか、会員権が将来は名実ともの選ばれた人達の為のクラブのパスポートとしての価値を創造できるのかは、とても重要な事なのではないだろうかと思っています。
by 万次郎