今回は井上誠一の名作と言われる龍ケ崎CCでプレーしてきました。
龍ケ崎CCと言えば個人的に脳裏に焼きついて忘れられないシーンがあります。
日本オープンでのジャンボと直道の兄弟対決。
確か雨の中、歯を食いしばって打つ直道の18番でのショットがどうしても忘れられません。なぜ忘れられないのか・・・長い期間答えが見つかりませんでした。
もしかしたらこの龍ケ崎CCと言う素晴らしい舞台が、その場面を作り出したのかも?とずっと想像していました。
そんな龍ケ崎CCは私にとって、憧れのコースでした。
ある人は難しくて二度とラウンドしたくないと言い・・・ある人は何度でもチャレンジしたいと言います。
私の感想は・・・
はい!何度でもチャレンジしたい!ずっとこの場から離れたくない!でした。
いつもは最後にラウンド後の感想を述べますが、今回は最初に少しお伝えします。
驚いたのはそのキャンパスの大きさです。
これほど雄大で、かつ、自然の地形がほぼそのままにある広大なキャンパスを見た事がありません。井上誠一がこの地形に惚れた理由が解ります。
ゴルフ場設計と言えば、私の中ではとにかく森を切り開き、なるべくフラットに仕上げる・・・そんなイメージですが、この龍ケ崎CCは森の中でそのままゴルフをしている雰囲気で、かつフェアウェーも広く雄大。
このバランスが絶妙で、池やバンカーと言ったハザードも自然に見えて、今までラウンドしたコースでは我孫子GC以来、特徴的かつ印象度の高いコースでした。
特に龍ケ崎CCのアーメンコーナーと言われる9番、10番、11番は一度ラウンドすれば誰もが忘れる事の出来ないホールでしょう。
特にその中でINのスタートホール10番は特徴的です。
平成26年の女子日本オープン開催予定が、このホールにある木を切るか切らないか・・結局切らない事になり開催が中止となったわけですが、このホールこそが井上誠一の設計の真髄ではないかと感じた次第です。
クラブハウスです
クラブハウスの外観です。
伝統と格式を感じる素晴らしいハウスですね。
練習場です
練習場です。
広々としてもちろん完璧!
そしてもっと素晴らしいのは
アプローチ&バンカー練習場です!
100Y以内をここですべてカバー出来ます!
そしてとどめは
OUTスタートホール前にあるアプローチ練習場!!
これは素晴らしいです!!
グリーンの仕上がりも良く、誰かがパッティング練習して「あれ?これアプローチ練習場?」と苦笑いしていました(笑)!!
ラウンド前に、ちょっとここで練習するだけでスタート前のプレッシャーからも解放され随分違うと思います。
今回スタートはOUTコースからでした。
5月とは思えない真夏日で、なんと蝉が鳴いていました!
■チャンピオンティ7047Y
■レギュラーティ6728Y
■フロントティ6414Y
今回はレギュラーティからのラウンドです。まあレギュラーティと言っても普通のコースのバックティ並なヤーテージですね(苦笑)
1番 399ヤード P-4
広々とした、オーソドックスなスタートホールです。
距離がとてつもなく長いわけでもなく、頑張ればパーも拾える・・・そんな雰囲気を感じさせてくれるスタートホールとしては最高の仕上がりに思えます。
私のティショットはひっかけて左へ
早くもピンチ!ですが、→の方向からフックをかけまあまあ何とかなるかな?
はい、何とかボギーで上がれました。
実はこのホール、途中からゆるやかな傾斜があり「龍ケ崎CCにはフラットに見えても実際は平な場所はないのだよ」とスタートホールから教えてくれた・・そんな気がしました。
2番 536ヤード P-5
実は広いフェアウェーがティーングランド両脇にある木とその先に見える二本の木がティショットにプレッシャーを与えています。
私のティショット・・・今度はやや右で林の中。
結局このホールもボギーでしたが、グリーンから撮影すると解りますけど、この様に大きなうねりが特徴的です。
3番 167ヤード P-3
今日のピン位置からは右へ狙え!ですけど、少しでもショートすれば手前のバンカー。と言ってピン方向からフックすればバンカー。
正確な縦と横の距離を必要とされるホールですね。
私は右へ狙って右に向きすぎて、逆にフックがかかってしまい、サブグリーンへオン(汗)
バンカー越えのアプローチはどうしてもオーバー目になりましたが・・・実はグリーンがこのホールは二段グリーンで、ボールは二段グリーンの下まで転がってしまいました。
この様なとんでもないロングパットがパーパットとなり、結局2オン3パットのダボ!
間違っても右だったと後悔するも先に立たず・・・でした。
そう・・・龍ケ崎CCで予想外だったのはグリーンの大きさです。
2ベントゆえ、各々小さめかと思っていましたが、ベントワングリーンのゴルフ場となんら変わりませんでした。しかも起伏も激しいホールもあり、簡単に寄せられません。
4番 505ヤード P-5
やや左ドッグレッグなロングホールです。
両サイドにはバンカーがあり、距離よりも正確なティショットが要求されますのでロングホールだからと振り回すとパーすら取れなくなります。
ティショットがフェアウェーにあれば、セカンドショットはほとんどプレッシャーになりません。私のティショットはやや右でセミラフ。そこから180Y飛ばして、残り120Y。
上記2枚、同じホールですが、撮影箇所によって顔が全く違って見えます。当然下の方がほとんどプレッシャーはありません。つまり広々としているセカンド地点も狙い所が有ります。
実際はグリーン左のバンカーはグリーンまでの距離があるので相当ミスしないと入りませんが、左方向から見るとさりげなくプレッシャーになっています。設計の妙ですね。このバンカーとグリーンの配置は東京よみうりCCの16番にも見受けられます。
グリーンの脇ではないのにプレッシャーに見えるバンカー。これが出来るのは井上誠一ゆえでしょうか。
このホール本日初めてパーオンのパーでした。
これは茶小屋の脇にあるトイレです。
ほとんどのゴルフ場のトイレは茶小屋の裏にありますけど、この様な立派かつ、風情を感じる素晴らしいトイレは初めて!
つい撮影しちゃいました(苦笑)ここにも龍ケ崎CCの素晴らしさを感じます。
5番 357ヤード P-4
まさしく森の中です!
自然そのままに創意と工夫を凝らした一度ラウンドすると忘れられない私にとっては名ホールの一つ。
ティショットは楽チンです。左に打てば斜面から転がって運よければフェアウェーまで落ちますし、落ちきらなくても打てる場所にあります。
しかし!
このグリーンに乗せるは非常に難易度が高い!
私はつま先下がりのライでした。
普通に打てばスライスします。だからフック目に打つ。ところがフックし過ぎて左のバンカーへ。
それから距離感が全く合いませんでした。
砲台かつ縦に長いグリーン。
傾斜地からのショットゆえ、2番手クラブを上げても良かった・・・しかし右は絶対駄目で左には2つバンカー。
このホールはようするに手前に止めておくが無難かもしれません。
バンカーから乗せるだけ・・・ボギーでした。
6番 408ヤード P-4
目の前にある木が目標となりますが、両サイドには・・・
バンカーがあり、少しでも曲がればペナルティとなっています。
ここで私は今日一番のナイスショットでフェアウェー。
しかし・・・
バンカーにつかまりボギーでした。
ここは花道狙いで良かったのですが、グリーンオンを狙えるポジションにあるとどうしても力んでミスしてしまいます。
7番 374ヤード P-4
フラットでフェアウェーもけして狭くないのですが、ティーングランドに立つと圧迫感を感じてしまうホールです。
私のショットは右の林へ
実はこの位置から最終的にパーを取りました(苦笑)
それもチップインパー(苦笑)
このホールのグリーンは言葉で説明する事が難しいのですが、とにかく難しいグリーンで皆さん苦戦されていました。しかし私はチップインでしたので、その難しさを体験出来ませんでした・・嬉しい様な悲しい様な。
8番 189ヤード P-3
比較的距離のあるショートです。今日はアゲンストで200Y近くありました。
右は駄目ですと訴えていますが左も林の中。
そこで私の作戦は・・・インテンショナルダフりでグリーン手前の花道へ(単なるミスショット(爆))
しかしそこから寄らず入らず3パットのダボでした。
9番 418ヤード P-4
ついに来ました!
龍ケ崎CCのアーメンコーナーの入口9番ホールです。
私のティショットはこのホールで完璧でした。
谷の手前かつバンカー脇。
これ以上のショットはないと言って良い位素晴らしいショットが偶然出ました!
しかし!
問題はここから先。
この先はすぐに深い谷になっています。距離は200Y。
しかもこれがまた微妙に谷に向かっていますので左足下がり・・・。つまりパワーがないとボールを上げる事が出来ません。
上手い造りと言うか・・・まさしく自然流&自然龍。
9番10番11番を横断、そして縦断している谷・・特に9番11番は水田だったかの様な雰囲気です。井上誠一がこの谷と言う地形をゴルフ場に完璧に生かしたその素晴らしい感性が残されたこの3ホール。いつでもプレー出来るメンバーさんが羨ましい!と思ったのは言うまでもありません。
私のセカンドショットはこれまた完璧でピンにまっすぐ向かって行きました!
しかしグリーンを少しオーバー・・・
しかし!
何とグリーン奥のここからチップイン!!
アーメンコーナー入口でバーディ!!
有り得ない出来事・・・これでもう一生宝くじに当たる事はないだろうと確信!(爆)
一生の思い出になりましたし、龍ケ崎CCの事を良くしる方に9番でバーディを取ったんですよ!・・は、ちょっとした自慢になるかも?(苦笑)
もう一度やってごらん~と言われてもティショット、セカンドショット、サードショット・・・絶対出来ません!
これは・・・龍ケ崎CCの神様が私に「もっとゴルフを好きになって下さいね」と与えてくれた・・・そんな気がしました。
そんな奇跡的なバーディで何とか前半43で折り返し・・・食事もハウスの中の雰囲気も素晴らしい!
さて、後半はいよいよ難易度が高いと言われている10番ホールから・・・果たしてどの様な顔をしているのでしょうか・・?
10番 405ヤード P-4
ティーングランドの目の前に高くそびえ立つ数本の木
距離の出る方であれば、左サイドギリギリから軽いドローを打てばセカンド地点からグリーンを狙う事が出来ます。
しかし曲がり過ぎ・・あるいは高さが出ないと木に当たるか、山の中に入ってしまうか・・・運が良くても傾斜地で止まり、難易度が高いセカンドショットになります。
右サイドに打てば安心ですけど、そうすると200Y以上の距離と、完璧にコントロールされたスライスが打てなければなりません。
ここからは右のグリーンが見えますが、まだ250Y以上残っています。ここから100Y先左のフェアウェーに打てればショートアイアン&グリーンが狙えるという最高のポジションですが・・・
成人男性の平均飛距離だとこの地点から先50Yが、ティショットで木の高さを超える事とあわせてナイスショットでしょう。
セカンド地点から撮影すべきでしたが、現場に立つと解りますけど、せっかくのナイスショットも、丸く囲んだ木の上を超えてグリーンを狙う事は出来ません。ショートアイアンで何とか超える高い木ですので、木の上を狙ってのパーオンは相当難しいと思います。
この丸く囲んだ木を切るか、或いはティーングランドから見える木を(特に左サイド)切るかをすれば、特別難しいホールではありません。
何故ならこのホールは唯一バンカーが0。つまりバンカーが苦手なアマチュアにとって、安全に打っていけばボギーオンは比較的簡単なホールだからです。
しかし、超のつく上級者、或いはプロにとってはバーディを取る難易度が高く、井上誠一の特徴でもある、ドローヒッターには「完璧にコントロールさせたボールにはご褒美をあげますよ・・でも少しでも曲がればボギーすら難しいですよ」の典型的とも言えるホールになっていると思います。
あれから何十年もの時が流れ、当時より飛ぶボールそしてドライバー。しかしそれでも今もこのホール攻略が容易ではない。すごい事だと思いますし、これからもこの姿を変える事なくありのままであって欲しいと願います。
因みに私のショットですが、残り180Yをユーティリティで打つ事にしました。
当然目の前の木を超える事は不可能な番手ですので、グリーン左の方向へ打つぞと。しかしスライスさせてあわよくばグリーン脇付近まで行けば・・・と、打ちましたらなんと!
乗っていました!
しかしご覧の通り、広大なグリーンでピンは一番奥・・・私はグリーン手前。はい、当然のスリーパットのボギーでした。
3打目勝負の方はそれぞれパーチャンスにつけ、ボギーでした。
結局同じスコア。ティショットを左サイドギリギリに狙って何度も痛い目にあっている方は安全に右に打っても十分パーを狙える事を解っています。
自分の飛距離によって狙い方は変わる。女子プロでも当然パーを取る事は飛距離が出ないプロでもそんなに難しいホールではないでしょう。しかしバーディを狙うとなると飛距離差が出る。その問題点は木を切る事で解決出来る・・・しかし・・・この木があるからこそ井上誠一の設計が生きているのではないでしょうか。
11番 415ヤード P-4
さて、龍ケ崎CCのアーメンコーナーのラストホールです。
ティーングランドから見ると一見広そうに見えるフェアウェー。
しかし右サイドにはバンカーが見えます。やや左サイドを狙って行きたいところですが行ってみると解りました。
丁度落下地点の谷の手前・・・フェアウェー幅が非常に狭い。
私はラッキーにもこのホール、右サイドバンカーの脇フェアウェーで、
セカンド地点からこの様なポジションで打つ事となりました。。
飛距離の出る方、或いはプロでもこの谷の手前に止めてセカンドを狙うとの事ですが、ここからまた180Y以上の距離が残りますので、一般アマチュアではグリーンオンは難しいと思います。
私はややひっかけてグリーン左側のラフ・・そこからワンピンに寄せてパーでした。。
9番、10番、11番で合計パープレー!メンバー様曰く、素晴らしい事だと褒めて頂きました!もちろんもう二度とそんな風に回る事は出来ません(苦笑)
12番 155ヤード P-3
谷越えのショートホールです。グリーンは左、ピンはグリーンの右サイドでした。
今日のティーングランドからはピンまで160Y。アゲンストで約170Yが必要とされ、このホール最高のショットでパーでしたが・・・ピンが一番右に切ってあるにもかかわらず結構皆さん左サイドに打っていました。行ってしまったが正解でしょうか?
しかし左サイドはこの様に大きな池があります。
ティーングランドからは写真で見て解ると思いますが、左の大きな木が池を隠す様な形になっていて池が思ったほどプレッシャーに感じません。
この木がなければ恐らく左に打つ方は相当減ると思います。
このホールも非常に印象深いホールの一つでした。
13番 505ヤード P-5
このロングホール、距離はさほどではなく、一見するとパーは簡単にも思えますけど、一つのミスショットが大変な事になります。
まずティショットは出来れば左サイドに置きたいのですが・・・ひっかかるとOB。
従って安全な方向は右サイドでしょう。まずこの一つ目の谷をクリア(ダフったり天ぷらしたら終わりです)し右サイドのフェアウェーへ。
セカンドも右サイドがベストです。傾斜もゆるやかに左側へ流れていますので。
しかし、この先の谷はウッドで打つ事に相当プレッシャーを感じたわけです。何故なら・・・
ガバっとこんな感じです。
ものすごく深く、落とすとショートアイアンかせいぜいミドルアイアンで打つ事しかできず、パーオンは90%無理です。
私はそんなプレッシャーを感じながらなんとか右サイドへ打てて残り100Y。乗っかりパーでした。
ここにも地形を生かし、大きなキャンパスを存分に使ったホールが存在していましたね。
14番 379ヤード P-4
この様に一見広々として距離もそれほどあるわけでもなく、比較的パーが取りやすい・・・と思いきやフェアウェー幅は両サイドのバンカーで狭くなっています。
何とかフェアウェーをキープしましたけど
セカンドは右のバンカーへ
ここからワンピンにつけましたが入らずボギー。
残り150Yの距離表示でしたけど、ピンまでが遠く感じて160Yの距離を打ったつもりがそれでも少しショートでした。
ヤーテージ表示もトーナメントコースなので相当正確です。
150Yだからと簡単に7番アイアンを持つとショートして、自分のアイアンの距離が解るわけです。一瞬ショックですけど、長い目で見れば正確な距離表示のあるゴルフ場は自分のゴルフ技術を高めてくれますから、大切な事だと私は思います。
15番 368ヤード P-4
これでもか!と特徴的なホールが続きます。このホールもその代表的なホールで、バンカーの数が16個もあります!
フェアウェー左サイドに打てば何てこと有りません。しかしセカンドショットでの距離が200Y残りパーオンが困難になります。
目の前やや右に見えるバンカー群を越えれば残りはショートアイアン。
チャレンジするかそれとも安全に行くか・・・ここまでのショット内容と、自分の飛距離で攻め方が変わるホールです。
今日のティーングランドの位置からはキャリーで200ヤード打てればバンカーは越えるとの事にて、バンカー越えを狙い・・・
バンカーを越え、フェアウェーでした!
しかしチャンピオンティからだと私の飛距離では無理ですね。ちょっとした飛ばし屋さんであれば軽く越えると思います。
井上誠一もまさかここまで飛距離が伸びる時代になるとは予想もしなかったと思います。
私はティショットを生かしきれず、乗らず寄せワンならずボギーでした。
16番 203ヤード P-3
距離のあるショートホールです。
今日のピンの位置は右の一番奥でしたけど、左に切られたら左バンカーが目に入るプレッシャーになり、今日の位置だと右を狙いすぎると、右へのミスはピンに寄せるのは困難になる。バンカーが手前になく花道もあるので、ボギーは比較的容易でもパーは難しい。そんな第一印象でした。
距離があるショートホールは力んで左にひっかけ易いので、バンカーだけは避けたいと右へ・・そうしたらサブグリーンへナイスオン!(苦笑)
ロブショットは寄るわけもなくボギー出したけど、ここまで4オーバーは上出来です。
17番 524ヤード P-5
このロングホールは一言で言うと「優しい」です。
「易しい」ではなく「優しい」です。
これまで数々の特徴ある難ホールをひとつひとつクリアしてきて、時として「疲れてしまった・・休憩したい」なんて時「じゃあ少し休憩しなさい」と言ってくれる。そんなホールに感じました。
「優しい」でもけして「易しい」ホールでは有りません。
ティショットは広々とし、ハザードは右サイドのバンカーだけ。ここにさえ入れなければ・・・
雄大なセカンド地点が待ってくれています。
ただ実はティショットが左に行き過ぎると、セカンドを打つ時林が邪魔になりますので、ベストポジションは右サイドにあるバンカーのやや左。
大きな真ん中の木はセカンドショットで越えてさあ・・・ショートアイアンでパーオン!
と・・思いきや、グリーン周りの大きな木がハザードになっています。
この地点であれば問題ないのですが、私のショットは右サイドに行ってしまい、木越えのショットとなりました。
何とか木を越え、グリーン脇から寄せてパー。
しかし距離的にもハザード的にも男子プロの試合ではアイアンで2オンでしょう。
一般アマチュアでサードショットがショートアイアン以下になるロングではプロの試合ではバーディがパーと同じです。もし今後男子トーナメントを開催するとなれば長いミドルホールでしょうか。しかしそうなると中々4で上がれない。これがゴルフの面白い部分ですね。
18番 418ヤード P-4
さあ、ついに最終ホール!
数々のドラマを生んだ18番。ここまで後半は4オーバー。出来ればパーを取りたい・・・そんな欲を井上誠一が許してくれるわけが有りません。
ティショットは安全な方向は右サイド。しかしセカンドの距離が残ります。フェアウェーやや左サイドであれば距離を少しでも短く出来る・・・本当は右サイドに打つべきが欲が邪魔をして左へしかもひっかけて
バンカーの手前のラフでした。
この隙間から安全に出せば良いのに・・・フックをかけて!
なんて事をした瞬間!当然先にある林の木の枝にバキバキ!!
結局・・・寄らず、入らずのダボでした(泣)
結果が悪かったからと言うわけでは有りませんが、このホールが私には一番難しく感じました。まずその安全な右サイドも少しでも右に行き過ぎると谷に落ち、木が邪魔になる様なハザードは有りませんけどパーは絶望的。
と言って左サイドの林はもっと絶望的で、と言ってフェアウェーに打てても残り200Y近く残ります。
しかしグリーン手前の花道は開けており、後で失敗したなあ・・・と思いました。
ボギーで上がるのであれば何とかなるホールです。
それでなくとも最終ホールゆえ、そこまでの状況でティショットからセカンドショットまで精神的な影響が出やすい中、この龍ケ崎CCの18番ホールはそうした精神的な影響を思いっきり表現してしまう。そんなホールになっていると思いました。
結果 IN 43(14) OUT 42(16)
トータル85(パット数30)
難コース龍ケ崎CCの初ラウンドでこのスコアは私には上出来でした!
さてコースについて最初少し感想をお伝えしましたが、その他についてお伝えしたいと思います。
まず交通の便ですが、以前龍ケ崎CCの近くにある江戸崎CCでプレーした時、まだ今の様に高速道路がなく、物凄く遠い!いつになればコースに着く?と言う印象が有りました。
ところが今は近くに高速が伸びて、驚くほど早く便利になり驚きました。
週末の朝であれば都心部から1時間少しでしょう。私は東京都下からしかも平日の比較的渋滞がある状況で1時間30分。
井上誠一の名コースを堪能したい。しかし場所がネック・・・と思っていた都心部の皆さん、問題有りません!電車でもそんなに遠く有りません。とは言え・・遠いと言うイメージは中々払拭されませんけど・・・実際行ってみれば解ると思います。
コースは言葉では言い表す事が非常に難しいのですが・・・ホールにひとつひとつ顔があり、心の中に深い印象を残して「またチャレンジしたい!」と思える素晴らしいゴルフ場でした。
まだプレーをした事がない方は是非一度プレーして見てください!井上誠一の真髄が十分堪能出来ると思います。