5月の連休に観光で奥能登に行ってきました。従兄弟が金沢大学の教授で大学と地域連携のプロジェクトに係わって「能登里山里海マイスター」育成の代表をしており、能登に関しては名実共にオーソリティです。その従兄弟のナビゲートでの奥能登観光でした。
今年3月14日に東京から金沢まで北陸新幹線が開通して2時間半余り、快適でした。50年程前、学生時代に上野まで夜行列車で11時間かかった事を思うと隔世の感が有ります。
金沢から能登半島の先端珠洲市迄は150km位です。内灘から「のと里山海道」で千里浜なぎさドライブウェイを経由して、七尾の能登食祭市場で地元産の魚を食材にした遅めのランチで腹ごしらえ、和倉温泉から能登島を渡り、「のと里山空港」から内浦の海岸通りを九十九湾、見附島、禄剛灯台を経て本日の宿泊場所の「木の浦ヴィレッジ」に17:00に到着しました。
木の浦ヴィレッジは珠洲市が出資した第3セクター方式で運営されていて昨年の8月にオープンしたばかりです。コテージが8戸あって木の香りもみずみずしく清潔感があり、働いている若い方達も元気が良くて皆さん感じの良い方ばかりでした。コテージから日本海に沈む夕日もお風呂から一望出来て眺望も最高でした。夕食は地元のおばあちゃん達が裏山で取ってきた山菜と、前の海で釣ってきたお魚のごちそうのてんこ盛りでした。
2日目は半島の外浦の海岸通りを人気の「ランプの宿」から始まってNHKのテレビ小説「まれ」に出てくる「間垣の里」や「千枚田」、「揚げ浜塩田」を見学して「輪島の朝市」、「キリコ会館」「時国家」、「總持寺祖院」などを回って16時に金沢に帰りました。
石川県の人口が114万人でこのうち金沢に45万人、残りの69万人が加賀と能登に半々で住んでいます。最近の北陸新幹線の開通後の金沢ブームもあって、観光で来県されるお客がずいぶん多くなったようです。県内では京都に負けない金沢をアピールされる方もいらっしゃるようですが、金沢は京都に比べればそんなに大きな町ではありません。今回能登を観光して思った事は、金沢に能登をプラスすれば京都に太刀打ちして良い勝負が出来るようになる可能性があるということです。特に奥能登の自然の素晴らしさ、食材の新鮮さ豊富さ、人情の厚さは特筆ものです。
故郷応援団の万次郎でした。
by万次郎