日本生命保険が三井生命保険を買収して、子会社にする事になったようです。また、株価は日経平均が8月25日の終値で17800円をつけて、市場は大揺れしています。この他にも、世の中には、誰もが想定していなかった状況が一瞬で急変することがたくさん起きています。
後付けで先の2つの出来事の原因を言えば、生保2社の再編はかんぽ上場がきっかけになり、株価の下げは中国上海市場の大幅な下げが引き金になっての世界同時安が直接の理由のようです。
ゴルフ会員権も需要と供給のバランスによって値がつく商品ですが、以前のブログにも書いてきたように、25年程前にバブルが弾けて以降、徐々に株との連動性は薄くなっています。現在は会員権の場合はほぼ実需が100%といえるようで、株価の下げが直接会員権の下げに連動する事はありません。
ただし、人の気持ちとして、今のように株価が大きく下げている時には、会員権のような高額商品に触手を伸ばす気分がセーブされて、市場は冷えてきます。
考えていなかった事が現実に起きるのが世の中ですが、特に経済に係わる事は、極端に過ぎる上げ下げが短期的には起こりがちです。時がたつと、皆がそれを普通に受け入れるような頃には、相場は妥当なラインに落ち着いているようになっています。
高額コース、中堅コース、大衆コース、それぞれのゴルフ会員権の相場が妥当な価格になるまでには、これからもうしばらくかかるのでしょうか。
By 万次郎