グースネック(Gooseneck)とは、アイアンの形状を示す用語で、シャフトの延長線上よりリーディングエッジ(刃の部分)が、後ろにある物の事を言います。
オフセットクラブの一種です。クラブの付け根(ネック)がガチョウの首のように曲がっているところからついた名前です。
オフセットがある・フェースプログレッションが小さいという表現も、ほぼ同じ意味を指します。
市販されるアイアンセットは未だに、グースネックのものが主流です。グースのついていないストレートなネックのアイアンは、上級者向けとされています。
ウェッジになると大抵ストレートネックのグースがあまりついていないものがほとんどです。
かつてグースネックのウェッジは、日本の芝に合うということで、大変人気がありました。90年代の後半くらいまで、日本ではプロ・アマ問わずグースのついたウェッジを使用するケースがほとんどでした。
しかし、現在はグースネックのウェッジを使用するゴルファーはあまり存在せず、状況はこの10年で完全に逆転してしまいました。
大きな理由としては、プロの使用率があげられます。
現在はストレートネックで、ティアドロップ型と呼ばれるウェッジを使用するゴルファーが増えています。
最近ではグースの程度によってセミグースと呼ばれる物も販売されているので、選択肢が広がっています。