今回は「多摩カントリークラブ」のプレーレポートです。
立地条が抜群な多摩カントリークラブですが、都内のコースと言えばアップダウンがきつい・・・がネックです。
開場当時は恐らく周りに何もない山の田舎町。
しかし今は新しい街並みと、整備された道路と駐車場とハウスが調和して、全体的な雰囲気が本当に素晴らしいと思いました。
クラブハウスの外観です。
けして派手ではありません。しかし高級感が漂うハウスですね。
入り口から階段を下りてフロントへ
そして食堂へ・・・一体感があるハウスの造りですね。
ロッカーも全く問題ありません。
練習場です。
お世辞にも良い練習場とは言えません。以前はもっと広い練習場があったと聞いていますが・・・ゴルフ場の前にある道路の拡張にてこの様な僅かなスペースに練習場を造った様に思います。
ヤーテージは仕方ないにせよ打席数が少ない事がネックでしょうか・・・。
都内のコースは練習場のスペースが足りない・・・これはある程度仕方ない部分があります。
とりあえず・・・相変わらずな雨男の本領発揮でして・・・・(涙)
当日、天気予報は「曇り」でしたけど見事な雨。
皆さん首を傾げています・・・何故雨!?と。
申し訳ございません・・・私が原因です(汗)
今回はINコースからのスタートとなりました。
10番 527ヤード P-5
スタートホールとしては最高なホールだと思います。
広々とした雰囲気が、悪天候の中でもリラックスをさせてくれます。
もしこういった悪天候で、スタートホールがトリッキー&スタイミーで、しかも緊張してミスすると・・・もう最初から嫌になってしまいます。
右にバンカーもあり、右ドッグなので黙って左に打っておきなさい!と言うホールですが・・・安全な左サイドも左に行き過ぎると今度はセカンドショットの距離が残り、ロングホールとは言え、パーを取る事が困難になります。
私のティショットはフェアウェー真ん中。セカンドショットも広々として思い切って打って行く事が出来ます。
しかし!この長い打ち上げが・・・・距離感が得られず、予想した以上に距離が残ります。
グリーンからホールを見るとどれほど打ち上げているか・・・よく解りますね。
多摩CCは砲台グリーンが多いと聞いていましたけど、確かにその通りでピンの根っこが殆ど見えない中、打ち上げのアプローチが・・・とにかく難しい!
距離感が殆ど掴めません。
しかし何とか寄せワンのパー・・・・ラッキーでした。
11番 350ヤードP-4
距離の短いミドルホールですが、このホールはプレーして随分日数が経つ中、けして忘れる事が出来ないホールの一つです。
多摩CCは「印象度」と言う意味では、本当に記憶に残るホールが多いですね!
ティーグランドには圧迫感があり、ティショットに緊張感が走ります。
私はそのプレッシャーに負けて、テンプラ(泣)
しかしフェアウェーに行ってみると・・・
広いです!
実はそんなに狭くなかった・・・・しかし視覚によるプレシャーが実に巧みで、良いホールだと思いました。
それにしてもこの時期、しかも雨なの中、良く整備されていると感心しました。
12番174YP-3
このショートも一生忘れられないほどの印象度が強いホールです。
真下にグリーンがある・・・そんな雰囲気の超打ち下ろしショートホール。
トップしても転がってグリーン近くまで行きそう・・・このホールはダフり厳禁ですね。
パーオンしましたが、ロングパットが残って3パットのボギーでした。
見た目より大きなグリーンと微妙なアンジュレーションが難しいと感じました。
13番 353ヤード p-4
距離が短いミドルホール・・・に一見思えます。
そしてフェアウェーも広い・・・と一見思えます。
とりあえず広い右に打っておけば・・・と一見思えます。
しかし・・・
私は広く見えた右サイドへ。打球はセミラフ。問題ない・・・と思いきやバンカー超えの打ち上げで、二番手大きめのクラブを持たされました。
やはり旗が見えるポジション、もしくはその左がベストですね。
実際のヤーテージは400Y近い感覚です。
このホール結局グリーンに乗らず、寄らず・・・ボギーでした。
キャリーが出ないととても乗っかりませんね。
14番 442Y p-4
多摩CCでは最長のミドルです。
このホールも印象度が強いホールですね・・・・ティーグランドからは普通のミドルホールに見えましたけど・・・・
途中で段になっています。
逆に実測はやや短いかもしれませんが、ティショットをミスすると取り返しがつきません。
セカンドショットのプレッシャーが半端じゃないですね。
ティショットを
マンチー即ち「マン振り地―ピン」は最悪です。
右へのミスは何とかボギーで収まりますが・・・・
距離があるからと「力んでマンチー」はボギーすら許されない・・・そんなホールですね。
私のマンチーは左のラフ、そこに見える風景・・・この木は高さこそありませんけどプレッシャーになります。そして見事に木に当たり・・・
寄らず入らずのダボでした・・・グリーンも大きく傾斜があって難しいですね。パーを取るのは容易では有りません。
15番 428ヤード p-4
距離の長いミドルホールです。フェアウェーがS字になっており、出来れば左サイドへ打ちたいところです。
目標とは逆に右サイドへ・・・右サイドのバンカーは避けたものの、打ち上げで距離のあるセカンドショットが残りました。
グリーン面が見えない中でのアプローチが偶然に寄ってパー。
グリーンからティーグランド方法を見ると、そのドッグレッグ具合といかに砲台グリーンかが解りますね。
16番 182ヤード p-3
距離は長くないショートですが・・・今回の様に右グリーンだと難易度が左より倍以上違って来ます。
ティーグランドから見れば一目瞭然・・・・右の木が相当プレッシャーになりますし、もしこの状況で右側にピンが切ってあれば、ドロー系の方は相当厳しい状況になります。
以前の私(ドロー系)であれば、涙目で渋々グリーンとグリーンの間を狙って、寄せワン狙いでした・・・しかし今は狭いホームコースでの影響でフェード系です。
そのフェードと言うか・・・スライスがピンに真っ直ぐ!
楽々なパーでした。
フェード系の方には非常に狙い易いホールですね(但し、右側のグリーンの場合)。
17番 609Y p-5
え!600ヤードのロング!?
と言う事はなく、写真で見るより相当打ち下ろしなロングホールで、しかも超ドッグレッグしておりまして・・・
私のティショットはほぼ完璧でベストポジション!
しかもダラダラと打ち下ろしになっておりまして、セカンドの残りも僅かです。
飛ばし屋であれば、ティショット次第で残りはアイアンで届くでしょう。
セカンドは安全に左サイドへ
この位置から、何とか乗せてパー。
ただしこのホール、飛ばし屋にも罠があって左サイドを狙い過ぎてしまうと、フェアウェーまで落下せず、ラフからの左足下がりのつま先下がりと言う非常に複雑な状況から打たされてしまい、そこで距離を稼ごうとすると確実にミスります。
このホールも非常に印象度が高いホールですね!打ち上げが多いと辛いですけどこうした爽快感を得られる打ち下ろしホールがある事もまた素晴らしいです。
18番 354ヤード p-4
左ドッグレッグで、だらだらと打ち上げていく最終ホール。
左サイドはバンカー群ゆえ、黙って右に打ちなさい!と言う事がはっきり解るホールです。
それでも人間はどうしても最短距離に走ってしまうもの・・・バンカーの脇にボールが止まりまして
ダラダラ打ち上げにて実測はプラス20Y程度。
絶対届くと思ったショットも全く届かず・・・・打ち上げの距離感の難しさを体感し結局ボギーでした。
前半のINは42(17)
最近のゴルフの中ではまあまあです!
さて、後半はどの様な姿を見せてくれるのでしょうか?
1番 424ヤード p-4
打ち下ろして打ち上げて行く、多摩CCの象徴的ホールでしょうか・・・とにかくOUTもINもスタートホールは思いっきり叩けるホールですね!
しかし・・・距離がたっぷりあります。
セカンドショットが結構距離が残ってしまいUTで打ちましたら、思いっきり引っかかり・・・
林の中へ・・・これがどう考えても寄せられません。どう考えても無理な場面から無理すれば間違いなくペナルティが待ち構えています・・・従ってダボスタート。
2番 211ヤード p-3
距離の長いショートで、かつ左サイドへのプレッシャーが半端じゃありません。
安全に手前から攻めるにもバンカーがあり、ボギーで十分なショートホールでしょう。
ボギーで十分・・・なのに距離があれば力んでしまってダフッ!!
ああ・・・・やってしまった(泣)しかもピンの根っこが見えない残り45Y。
とりあえず適当に・・・乗れば良い!で打ちましたらなんと!
「おお~~~っ!」の声が?
なんとベタピン!!
何とかパーでした。こういったラッキーが後半のゴルフに生気を与えてくれますね!
3番 333Y p-4
距離が短いミドルホールです。見た目よりセカンドの打ち上げが強く、実質はプラス20Yと言った感じでしょうか・・・
距離が短い分、グリーン手前には大きなバンカーが待ち受けています。
安全に右サイドへ打ち、何とかパーオンしましたが
とてつもない場所にピンが切ってあり、当然のスリーパットでボギーでした。
多摩CCは意外にもグリーンが大きいし、見た目よりアンジュレーションがあり面白いですね!
4番 433ヤード p-4
雨も上がっていよいよ後半の後半に進む中、カートを撮影しました。
この常用カートがすこぶる良いです!
私のホームコースとは雲泥の差ですね・・・・スピードと言い、安定性と良いやはり流石多摩CC!
フラットでややゆっくりと打ち下ろして行く、長めのミドルです。
フェアウェーは広いので思いっきり叩いて行きたいですね!距離が残ると・・・
グリーン前にはバンカーが待ち構えていますので、中々グリーンは狙えません。
私は右側から、寄せてパー。
5番 531ヤード p-5
殆どフラットでやや距離のあるロングホールです。
ティーグランドから見えるフェアウェー幅はとてつもなく広く、ティショットのプレッシャーは左に見えるバンカーくらいです。
私は安全に右サイドへ・・・ラフに入りましたが問題なさそうです。
.
楽チンかと思いきや・・・・
グリーン手前の池が結構効いています。
しかも砲台で、横に長いグリーンゆえキャリーでしっかりとした高さを要求されるホールですね。
見た目より距離があり、ほんの僅かなミスも致命傷となります。
簡単に見えて、実はそうではない・・・これでもか!と広い右サイドへ逃げて、寄せてパーでした。このシチュエーションでグリーンを直接狙うにはショートアイアン以下でないと難しいと思います。
6番 151ヤード p-3
見た目より打ち上げ感が強いショートホールですが・・・私のホームコースではこれが普通です。従って・・・・
ペダピン!
これを決めて、ここまで後半2オーバー。
出だしがダボスタートなので、相当良いペースでここまで来ました!
7番507ヤード p-5
超絶打ち下ろしホールです。しかも!
このホールの恐ろしさは・・・・経験しないとわかりません。
これも記憶に残るホールですね!
飛ばし屋は右に見える木を目標に打つとか?
ロングヒッターでない私はフェアウェーをとにかくキープするしか有りません。
偶然にもまっすぐ行き、安心しましたが・・・少しでも左へ行くとジ・エンドとは・・・・
同伴者の方が、ちょっと引っ掛け気味で「あ!OBかも」って言った瞬間・・・相当シビアなティショットが要求される事が解りました。
フェアウェーの途中ですけど、スキー場見たいに下っています。
ここまで転がってくればよいですが・・・殆どが斜面途中でしょうか?
距離は大した事有りませんが、セカンドショットを安易にウッドで打つと間違いなくミスします。
グリーンに近づくにつれ、シビアなショットを要求されます。
ティショットもセカンドショットも問題なければ、サードショットはショートアイアンなのでグリーンに乗せるのは難しく有りません。
パーオンのパーでしたけど、このホールは本当に面白い!多摩CCのロングは個性的なホールが多いですね。
8番 440ヤード p-4
ここまで後半2オーバーで、後2ホール。
楽チンで30台・・・と思いきや・・・このホールの罠に嵌りました(涙)
右ドッグのやや距離のあるホールですが、やや距離ではなく実測は相当あります。
私は当然、ティショットは左サイドへ。
ところが・・・たっぷり距離が残り、しかも見た目より打ち上げ・・・
ロングアイアンでも全く届かない中、左足下がりのつま先下がりから高いボールを打たなければならないこのシチュエーションは・・・絶対パーが取れないホールと認識しました。
しかもグリーン手前にはパッカーンとバンカーが待ち構えています。
このホール4オン、3パットの7でした。
ところがゴルフ記憶が良い私でも、何がこうなってこのスコアなのかセカンドショット以降、全く記憶に有りません。
とにかくこのホールは無理!!と言う記憶しか残っていません(汗)
距離の出る人であったとしても右サイドギリギリに打っていかないと、セカンドショットが難しいと思います。
次回はこのホールでリベンジしたいと思います。
9番 325ヤード p-4
距離が短く、かつ打ち下ろしで実測300Yちょっとでしょう。
しかし!見て解る通り、右サイドにはバンカーで左サイドはバンカーもあり、OBへ向かう傾斜もあり、安全に行くのであればドライバーを持たない事が正解です。
ティーグランドに立てばそのプレッシャーの強さが解るホールですね。
私は右サイドのバンカー手前に刻み・・・しかし右サイド過ぎてグリーンが狙えません。
グリーンに無理やり高いボールで狙ったら・・・超ラッキーにもベタピン!奇跡です!
これを入れてバーディゲット。
後半は40でした。
メンバーのIさんにも褒めて頂きましたけど・・・本当にラッキーなだけです!それとコースメンテナンスの良さも要因としてあります。
雨と言うコンディションを全く感じさせないほど、フェアウェーもグリーンもほぼ完璧でした。
ラウンド後、頂いた餡蜜が・・・これまた絶品!!
ではコースについて感想を述べさせて頂きます。
私のラウンド前の予想は砲台グリーンが多くてアップダウンが厳しいけど、ヤーテージは短く、比較的良いスコアで回れる記憶に残らないごく普通のコース。
しかし、それは全く違いました。
半年以上経過してもまた一つ一つのホールがこれほどまで鮮明に記憶しているホールは稀です。
都内のゴルフ場の中では全てに置いて、ワンランク上ですね。近くのよみうり系ゴルフ場となんら遜色は有りません。
確かに競技思考の方にはやや物足りない部分もあるかもしれませんが、バックティからであればアマチュアには十分です。男子プロのトーナメントは無理でも、女子のトーナメントをすればそう簡単に良いスコアでは上がれないでしょう。
セカンドショットはキャリーで高いボールが必要ですからね。
砲台グリーンのアプローチはピンの根元が見えませんから、距離感が難しいです。しかしそれも慣れてくれば問題ないでしょう。逆にカップが見えない方が余計なプレッシャーが掛からず良い結果になる可能性も有ります。
とにかく立地条件も良く、アマチュアには十分楽しめるコースレイアウト、素晴らしいメンテナンス、どれも十分満足出来るものです。
是非またラウンドしたいと思いました♪