今日は相武CCでプレーしてきました。
歴史はまもなく50年。東京都内のゴルフ場と言う事で立地も良く、都内から気軽にプレー出来る環境にあります。
しかし東京都内のコースと言えば・・・私のイメージはアップダウンが結構きつく、またOBが多くフェアウェーも狭い、あるいはややトリッキーなイメージがあります。
利便性は高くともコースそのものはやや地方に劣る・・・と言う事で正直コースに対してはあまり期待していませんでした。
ヤーテージも事前に調べ、短い事も解っていました。
しかし!!
そうしたイメージは全く覆される事になろうとは・・・まさか夢にも思いませんでした。
箱庭なコースをイメージしていましたが・・・とんでもなかったわけです。
当日は残念ながら午前中は雨・・・しかも前日は大雨が降り、その影響でコンディション的には良くないと思っていましたが、そういった事を全く感じさせないほど素晴らしいメンテナンスであった事をお伝えします。
クラブハウスの外観です
開場当時のほぼ原形ながら、メンテナンスが素晴らしくむしろ古さを感じさせません。
クラブハウスの中です
18Hであればこの広さで十分です。
一番良いと思ったのは全てがコンパクトで、ロッカーへ行くにもトイレに入るにも、コースに出るにしても殆ど無駄に歩く事がありません。
初めてのコースに行くと、中の造りは素晴らしいのですが、全ての施設が解り難く、慣れるまで苦労する・・・そんなケースが多々ありますが、相武CCではそういったストレスはありません。
ロッカールームの中です
十分ですね。
相武CCでは自分でロッカーを選べます。私は25パットを目標に25番のロッカーを選びましたが・・・・これが実はとんでもない結果となりました(汗)
練習場です
俗に言う鳥籠です。
残念と言う方もいますが、私は朝のウォーミングアップにはむしろこれが良いと思う派です。
広いとついラウンド前に力んで打ちまくりロクな事はありません。
とはいえ・・・例えばラウンド後に練習をしたい時にアスリートゴルファーにはやや物足りないのも事実です。
しかしこの練習場についても将来的には改良したいという計画もあります。
逆な意味でまだ進化出来る可能性があるコースだと思います。
ちなみにアプローチ練習場もやや狭いですがあります。
わずかでもアプローチ練習場がある事は良いですね。
これはインコースのスタート前ですがハウスから目と鼻の先にあります。
個人的にはこうしたハウスからスタートまでの距離がないコースは最高にすばらしいと思っています。
さて今日はインコースからのスタートです。
ヤーテージはバックティを記載しておりますが当日はレギュラーティでのプレーとなりました。
また本日のグリーンは高麗グリーン。ここ相武CCではメイングリーンは高麗です。
まあ久しぶりの高麗グリーンでしたが・・・果たしてその結果やいかに!
10番 357ヤード P-4
えー雨の為、空色が悪くて申し訳ございません(汗)
私は雨男です。前もってお伝え致します(汗)
さて・・・
インのスタートは実にプレーヤーに優しく設計されております。
正面に見えるバンカーから手前右ドッグしており、飛ばし屋であれば右ギリギリを狙ってもOK。
しかし絶対的安全なのは左サイドですね。
インは基本的には左サイドは安全といった設計らしく、ド・フッカーの私には安心。
スタートは安全に左狙いで予想通り、フックしまして・・
しかしセカンドを確実に乗せてパー。
むむ・・中々出だし好調ではありませんか。
やはり相武CCは距離もなさそうだし・・・良いスコアが出そうな予感?
ところが・・・まあその予感も全くもってして大間違いであった事を後々解る事になります。
11番 181ヤード P-3
このショートは距離もあり、かつ目の前にあるバンカーが相当効いています。
右のサブグリーン方向か左の花道狙いか。
もしバンカー越えを狙うならば少しでもダフると最悪です。
私はやや薄い当たりになり・・・
危うくバンカーに入るところでしたが、グリーン手前花道って事で・・・
一番寄せやすい場所に。
これをOKの位置に寄せてパー。
むむ?
やはり相武CCは癒し系コースなのかな?
ところが・・・
12番 551Y P-5
ここで落とし穴が待っておりました。
雨脚が激しく、写真がぼやけており申し訳ございません。
しかしこの打ち下ろしロングは難しい。
ティショットは絶対に右はだめです。
私は右にすっぽ抜けまして(すわOB?!)と思いましたが・・・まあ何とか生き残りましたけど・・・
こんな状態でして・・・
当然出すだけ。
そこから三打目ですが・・・・
この様に池が目の前にありまして・・・
この池を越えるにはキャリーで220Yはここから必要って事で当然池の手前に刻むしかなく・・・またその刻んで打ったところからひっかけまして危うく池に入るところでした。
結局5オン2パットのダボ!
ここは傾斜が少しずつ下がっており、微妙な左足下がりが難易度をさらに高めております。
ベントと高麗でのプレッシャーの差は大きいですね。
13番 342ヤード P-4
またまた薄暗くて申し訳ございません。これが雨撮影の限界でして・・・
このホールは見た目以上に打ちあげています。
30Yぐらいトータルで打ち上げている感じですね。
レギュラーティからだと326Yって事で楽チンかと思いきや実測はプラス30Y。また今日の様な下がぬかるんだ状態だと余計にそう感じました。
しかしながら私のティショットはフェアウェーど真ん中。
そしてそこから奇跡的なパーフェクトに近いショットが・・!
早くも来ましたバーディチャンス!
ドヤ顔でグリーンに乗りまして・・こりゃまあ入るだろうと。
と・・・
思いきや・・
何とド・ショート!!
高麗の芝の影響も多少あったかもしれませんがこの距離をショートは・・・ただ単に弱気の虫が出ただけですね(泣)
まあ一日そうはないチャンスを逃すとその日は一日駄目ですね。
14番 375Y P-4
今度は打ち下ろしの真っ直ぐなミドルホールです。
フェアウェーも広く伸び伸び打てる・・・って事で何とかフェアウェーをキープして
一応左の広い方を狙って乗っかりましたけど・・・
5mのバーディパットをオーバーして3パットのボギー。
やはり・・・その前のホールでのパッティングの影響が出てしましました(汗)
15番 418ヤード P-4
このホールは手前に大きな池がありますけど、気になるほどではありません。
しかし距離はたっぷりあります。
こういった風景は心を和ませてくれます。
しかし・・現実は厳しいわけです。
しかも雨の降りしきる中では距離も出ず・・。
右サイドはOBがあるので、当然左サイド狙いで、フックして予定通りだったのですが・・・・
ラフに入り、そこからユーティリティで打つも乗らず。
そこからさらに乗らず!
そこからさらに寄らず!
乗らず寄らずで・・本日二回目のダボ!!
ヤバイ!!
16番 503ヤード P-5
このホールはティンググランドからフェアウェーの落とし所が見えないプレッシャーが半端ではありません。
雰囲気的には絶対左には打ちたくない。と言う事で・・
つい右にプッシュアウトしまして(すわ!OB?!)
と思ったのですがキャディさんが「セーフ!」の合図。
右は相当広いのではないかと!あの当たりでセーフとは相当だと!
行ってみると確かに右サイドは広く、このホールは右に打った方が安全かもしれません。
右斜面の為、どうしても左を避けて右、右と打ってしまうわけですけどね・・・
この右斜面からのサードショットを思った以上にラフに喰われまして・・・乗らず、大して寄らずの結果ボギー。
ここまでで6オーバー。
17番 147Y P-3
このショートは距離もさほどなく、正面のバンカーに注意すれば何とかパーが取れるホールだと思います。
狙いはグリーンとグリーンの間、つまり左サイドですけど・・・
右の方に乗りまして
よし!バーディチャンス!!
しかし結局入らずパー。
まあ最後までグリーンが読めませんでしたね。芝目を読む力がないとやはり高麗は難しいです。と言ってもまたその通り打てるわけでもありませんが(汗)
18番 429ヤード P-4
最後のホールでモンスターホールが待ち受けていました。
ここのホールは元々ロングホールだったそうです。
ティショットは打ち下ろしですが、セカンドからはかなりの打ち上げで実質的な距離は結構あります。
ちなみにこの場所からと
この場所からとではティショットのプレッシャーが違います。
今日は右側でしたので・・・
もう打つ前からイヤイヤだったのですが何とフェアウェーど真ん中!
しかし・・・
セカンド地点からはまだ旗が見えません。
残り180Yって事で・・・ユーティリティで打ちました。
キャディさんから事前に右にバンカーがあると聞いていましたけど、左手前のバンカーより良いだろうなーと右目に打ちまして・・
結構これが芯喰いまして、やや右目かな?なんて思っていましたが・・
まさかこの先とんでもない地獄が待ち受けているとは!?
グリーン右のバンカーに
実に見事に
めり込み!!
雨で出来た何という状態でしょうか・・・何という現象なのか良く解りませんけどとにかくボールは最悪の場所に。
もちろんゴルフ場の手入れが悪いとかでは全くなく、これぞ自然現象。
そこにはめ込む私の技術?も中々のもんです・・・(泣)
当然出すがやっとでそこから1mに寄せましたけど結局4オン2パットのダボ!で終了。
結局前半インコースは44(16パット)でした。
早速楽チンだと私に言った会社のUに電話。
「嘘つき!」
と言ったのは当然で、フェアウェーは広くOBはなかったのですが、とにかくセカンドからのショットが厳しくハーフでダボ3つは寄せワンでスコアをつくる私にはあまりありません。
目標を70台から一気に90を切る事に変更したのは言うまでもありません(汗)
さて・・・
食堂の中です。
良いですねーこのこぢんまりとした雰囲気と、レトロな雰囲気。
古い建物のはずですが実に美しいわけです。
食事については一言、最高に美味しかったです!
1番 362ヤード P-4
ゆるやかな左ドッグレッグのホールがOUTの1番。
フッカーの私には正直楽です。
当然の右狙いですが、軽くドローしてフェアウェーど真ん中。
しかし・・
こんな絶好の場所から何故か気の抜けた様なショットになりましてグリーン右側へ・・・
寄せきれず結果ボギー。
良いティショットを生かす事が出来ません。
2番 135ヤード P-3
結構打ち上げているショートで、距離はなくとも案外難しいです。
私は左にひっかけてグリーンカラー。
そこからパットで打ち何とか50センチへ。
(ふう・・・何とかパーか)
と思ったのですがいかんせん高麗グリーンはしっかりと打たなくてなりません。
その瞬間忘れていました!
ズズズズッ!
「ゲッ!!??」
はい・・カップまで届きませんでした(泣)
駄目だこりゃ・・・。
3番 378Y P-4
ゆるやかに途中から打ち上げていくストレートなミドルです。
実質は400Yあると思います。特に今日の様なフェアウェーコンディションだと余計長く感じました。
狙いとしては安全な左サイドって事で・・・左にひっかけましたけどとりあえず打てる場所へ。
(この様に結構打ち上げています)
しかしラフからのショットはショートして・・・
バンカー越えのアプローチ。
まあ・・・こういったシチュエーションでは寄せるより乗せるですね。
乗せただけで結局ボギー。
午後からも3連続ボギーです。やはり相武CCは厳しい!
4番 170ヤード P-3
やや打ち下ろしのショート。
このぐらいの打ち下ろしのショートが一番心地良いですね。
今日のピンポジションだと右には打てません。バンカーが効いていますね。
当然の左狙いはやや奥へ。
カラーからパターで寄せて今度はこの50センチ入りました。
午後、ようやく初のパー。
この距離でも高麗グリーンはしっかり打たないと入りませんから要注意です。
5番 544ヤード P-5
さて・・ここからが面白いわけです。
珍しい3連続ロングホールの第一幕。
ロングホールがハーフで3つある事自体さほどない中、3連続となると恐らくここ相武CCだけではないかと思います。
そしてこのロングでいかにスコアをまとめるかがアウトでの鍵となります。
しかし・・・
この最初のロングがハンディキャップ1のホールって事で、実に難易度が高いわけですね。
ティショットが全てと言って良い位です。
間違っても右サイドは駄目ですね。
私はほぼ完璧な左サイドへ打ちましたけど・・・そこから見た風景は
右の木が邪魔で右サイドに打てません。
つまり大きく右ドッグしていまして・・・飛ばし屋であれば問題ないホールも普通の方だと結局セカンドを安全に打つしかなく、私はスプーンで打つのを止めてユーティリティで打ちました。
それでもギリギリ左サイド。
ラフからショート。
しかしそこから寄せてパー。このロングでのパーは大きい!
ようやく流れに乗ってきたのか!?
6番 504ヤード P-5
ストレートに見えるも実は狙いは左サイド。
キャディさんに左に見えるコブの様な方向に打ってくださいとアドバイスされ・・・
その通りその場所に打つ事が出来ました。
セカンド地点は右サイドのバンカーが効いています。当然左サイドへ。
しかし左へ曲がり過ぎ。結構深いラフにつかまり3打目はショート。
そこから寄らず結局ボギー。
うーん・・・やはり流れに乗れません。
7番492ヤード P-5
このロングは距離もさほどなく、ストレート。
なんとしてもパーを取らなくてはならないロングですね。
その為にはティショットの距離より方向性を優先。って事で左サイドに安全にフェアウェー。
200Yくらいしか飛んでいませんでしたが(汗)セカンド、サードショットと安全に安全に運びパーオンのパー。
8番 165ヤード P-3
豪快な打ち下ろしのショートホール。
その先にはSOBUの文字が見えます。
当然狙いはサブグリーンとグリーンとの間。
が
サブグリーンにナイスオン(汗)
しかし左サイドよりは安全ですね。寄せてパー。
さて後半ここまで4オーバー。
ラストはなんとしてもパーを取るぞ!と気合が入りました。
何故なら85を切る事が出来るからです。
自分の中では85を切れれば合格。さて・・・ラストホールの結果はいかに?!
9番 342ヤード P-4
フェアウェーからは解り難いのですが・・・結構な右ドッグレッグホールでして打つ前にキャディさんが間違っても右はだめだと。
右へ打つと何も良いことがないですと!
何も良いことがない人生に・・・さらに良いことがないなんて!
ならば間違っても右に打ってはならないぞ!と気合を入れ左サイドに完璧なるショット。
と思いきや・・・ラフに入っていましたがここからが人生色々。
ラフからのショットは自分でもほれぼれするほど完璧なショットで、グリーンに乗った!
「よし!!」
と思いきや・・・
オーバーして
こんなわけのわからない斜面で止まっていました(汗)
(どないして打てばええんや・・・(泣))
と・・私はピンチになると関西弁になるわけですが、こういったシチュエーションでの寄せは実は得意です。
マジックアプローチが炸裂しまして
ここまで寄せて入れてパー。後半は40。
結果 OUT 40(13) IN 44 (16)
何とか目標だった84で終わる事が出来ました。
苦労した様に思えた高麗グリーンですが結果だけで言えば29パット。
高麗でも比較的コンディションが良かった事が要因かもしれません。
さてコースについてですが、まず都心からこれほど近い場所にこの様な雄大なコースがある事が奇跡的に思えました。
設計が上手く出来ていますね。インターバルも短く、ラウンドハーフが土曜日のしかも雨の中でも2時間ちょっとで回れます。
東京のコースにしてはアップダウンも少ないと思います。
コースレートはバックからでも70.2とややヤーテージ不足と言う事ですが、私にはそんなに短いと思えませんでした。
何故なら距離の短いミドルはセカンドから打ち上げ、実測+20Y。或いはドッグレッグしている為、ティショットを思いっきり打てない、実測+10Y。
と・・感じるホールが多々ありました。
確かにショートは短いですね。
200Y前後のショートがありません。従ってショートホールで大たたきする心配は少ないと思います。
いかにショートで手堅くまとめるかがスコアメイクのポイントかもしれませんね。
とにかく率直に、この様な近い場所にこの様な雄大な、そしてコンディションも良く毎ホールが変化に冨、楽しくラウンドできるコースがある事に感動しました。
もっと高く評価されてもおかしくありません。
今後は練習場やクラブハウスの周り、コースも含めて、様々な改良をして行きたいとの事です。
歴史に自惚れる事なく、さらなる進化を目指しそして改革して行こうとする相武CC。
是非またプレーしたいコースですね!