今日は関東屈指の名門、よみうりゴルフ倶楽部でプレーしてきました。
よみうりゴルフ倶楽部と言えば、一部上場企業中心で構成された法人会員制コースです。
日本シリーズトーナメントで全国的に有名な東京よみうりカントリー倶楽部と隣接しており、
その趣はまったく異なるのかそれとも似たようなコースなのか・・・非常に興味がありました。
イメージ的には都内特有のアップダウンのきつい、そしてフェアウェーがやや狭い丘陵コース。
少なくとも東京よみうりCC並のアップダウンはあってOBも多く、ボール何個無くなるか解らない。
そんな想像をしていたためいつもより多めにボールを持参して来ました。
が・・・・これからのプレーレポートでそれが杞憂に終わる事が解ります。(結局ボールの紛失ゼロ)
#01 クラブハウスです。
落ち着いた雰囲気の嫌味の無いハウスだと思います。
コースの脇には普通の民家が隣接しております。
ここに住んでメンバーになれば徒歩1分ですね。
ゴルファーにとって究極の喜びかもしれません(笑)
ハウスの中です。
歴史を感じさせシックで余計な豪華さもなく、
良い意味で高級接待コースといった雰囲気を出していないところが良いと思います。
#02 練習場です。
やはり都内のコース。やや物足りないか・・・。
しかし設備等はしっかりしており、朝軽く球を打つ程度であれば充分かと。
練習場の真裏がグリーン練習場です。
徒歩10秒?これは良いですね!
確かに広いレンジ、広いパター練習場も良いですけど、ハウスから近い場所に練習施設がすべてある。
余計なストレスを感じなくて私はこういった形が一番良いと思います。
1番525ヤード P-5
1番ホールのティンググランドに立って、まず最初のイメージ。
やはり都内のコースだなと。フェアウェーの先が見えないぞ!と。どこに打てば解らないぞ!と。
そう言う時、私が必ずキャディさんに聞く事は「どこが良いポジションか?」ではなく「どこがOBか(危険な地点か)」を聞きます。
そしてキャディさんに聞くと・・・・
「あーーーOBないですからどこに打っても大丈夫です」
って・・・「ええーーっ?!」
都内のコースでそんなホール・・・あり得ないでしょう?本当に?本当にそのへんに適当に打って大丈夫なの??
まだ信用出来ない私は、一応安全そうな左サイドにティショット。ややフックしてしまい、狭いコースならトラブルになりかねないショット。
そしてボールの地点に恐る恐る行ってみると・・・・
と・・・なんだ!この広さは!!
本当に驚きました。
これが都内の一等地にあるコースのフェアウェーの広さでしょうか?
セカンド地点からどこにウッドで打ってもOBになりそうにありません。
安心感は安定したショットを生み出します。完璧なセカンドショットで残り60Y。パーオンのパー。しかし本当にこの広さには驚きました。
2番161ヤード P-3
豪快なうち下ろしのパー3。
打ち下ろしは距離感が難しいです。そんな中、風も多少あった為、余計に難しい・・・・。
前の組の方が、大きすぎてOBを打ってましたので番手で相当悩みましたが・・・・一番手小さ目のクラブで打って正解。
ピン左8mへなんとかオン。
それでもやや大きめだったので、最初に手にしたクラブであれば完璧にOBでした。
そしてこの長目のバーディパットがなんと入っちゃいました!!
「むむ!今日はついている?!」
手前でも良いと思って打った結果が呼んだバーディ。しかし・・・先はまだ長いです。
3番374ヤード P-4
セカンドがやや打ち上げのミドルホール。
今回はコンペで、ここはドラコンホール。
今日一のマン振りにて、なんとドラコンゲット!!
残りもショートアイアンでこのホールも楽チン・・・だと思いきや・・・まさかの罠が待ってました。
セカンドは思った以上に打ち上げていた事とピンが手前って事もあってややショート。
そしてこの長目のバーディパットがなんと入っちゃいました!!
しかしピンまで15yで手前って事で、一番寄せやすいシチュエーションです。
「ここは・・・思い切って突っ込む!」
と・・・カップをかすめてアプローチはややオーバー。
「まあ・・・仕方ない。この残り1mのパーパットを入れれば良いのだ」
と・・・グリーンに上がってみると・・・これが実はすごい傾斜で、もしカップに入らないとコロコロとその5倍は転がって行く事が判明!
「こりゃ失敗!?」
と・・・思った瞬間・・・私の手は振るえそして・・・打ったパットは案の定カップをかすめてゴロゴロと5mも転がって行きました。
当てただけでも・・・どこまでも転がって行くボール。
そのショックから当然返しも入らず、痛恨のダボ!!
ここから・・・自分のゴルフが雪崩の様に崩れて行く事になります。
4番325ヤード P-4
このホールは打ち下ろしでしかも距離はさほどありません。
安全なのは右サイド。って事で右サイドのラフに逃げてそれでも残り100Y前後です。
しかし・・・前上がりから打ったボールは当たりが薄く、一番奥にカップがある状況にもかかわらず、グリーンの手前エッジに。
そこからウエッジではなく、安全にパターを選択したまでは良かったのですが・・・
パターでダフってしまい5m以上のパーパットが残りました。
当然この様なミスの後、入るわけありません。ボギー。
5番427ヤード P-4
ここよみうりGCで一番難しい(ハンディ1)ホールです。
フェアウェーは広くハザードも少ないのですが・・・・セカンド地点からもダラダラ打ち上げで実質距離は表示距離より長く感じます。
ここで私のティショットは得意のマンチー(マン振りチーピンの略)!!
セカンドウッドで打つも最悪にもサブグリーン側のバンカーへ・・・。
30Yと距離のあるバンカーショット。なんとかグリーンに乗せるも乗せただけです。
連続ボギー・・・・。あかん、あのダボから流れが相当悪いぞ(汗)
6番165ヤード P-3
風はアゲンスト。
ここは一番手大きめのクラブで打ったのですが・・・・それが完璧過ぎてグリーンの奥にこぼれました。
悪い流れの時は得てして・・・良いショットを打っても上手く行かないもんです。
しかしここからなんとか寄せてパー。
「悪い流れを断ち切ったか?」
7番505ヤード P-5
風はアゲンスト。
左サイドのバンカーが気になりますね。あのバンカーのすぐ右側がベストポジションって事は一目でわかります。
しかしそこには罠があるって事で、私は右サイドへ逃げました。
パーオンはなりませんでしたが、なんとかパー。
「よし!流れを断ち切ったぞ!?」
しかし・・・やはり完璧に断ち切ってはいなかったのです。。
8番 414ヤード P-4
やや距離のあるミドルホールです。
正面に見えるよみうりランドの観覧車が印象的で、ゴルフ場の風景に意外にマッチしてる感じがするのは私だけでしょうか。
ここで私のティショットはバンカーに捕まります。
私はフェアウエーバンカーはさほど苦手意識はないのですが・・・
と言うのもガードバンカーでいつもクリーンに打ってホームランしますので(苦笑)そのまま打てば普通にクリーンヒットする・・・
って事で入った瞬間もあまり気にならなかったのですが・・・
実際行ってみると、予想以上に顎が高い事に驚きました。
いや・・それよりもボール位置が悪すぎました。
こういった状況では無理すればせっかくの良い流れを断ち切ります。
仕方なくグリーン手前に刻んで寄せワンにかけるも・・・結局ボギー。
ついにここで4オーバー。
30台は夢と消えた・・・・のか?!
9番415ヤード P-4
長いミドルですが、ご覧の通り非常に広々してます。
東京のコースではまず見かけない広さ。しかし・・・逆にこういった広いフェアウェーは力みを呼び、案の定私のティショットは左にマンチー!
セカンドもややダフってグリーンに乗らず・・・・
「ああ・・・ここもボギーか・・・いや!しかし最後まで諦めない!!」
と・・・残り30Yのアプローチ。
この日の為に訓練したPSでのアプ。グリーン面は広く使える状況なので低めに出してスピンをかければ・・・・
なんてそんなに上手く行くのか??!!
と・・・・
カッコーーン!!!
なんと!!
奇跡のチップインバーディ!!!
記念に「この位置から入りました」写真をパチリ(苦笑)
おそらく100回打っても入る事はないでしょう。
しかしそういった事が起こるからゴルフは面白い!
結果前半は39。
実はその前のコンペでも37、39だったのでこれで連続30台をキープ。その事がなによりもうれしかったです。
レストランの風景です。
昔ながらのシックな雰囲気が嫌味もなくグッドですね。
さて、後半はいったいどんな展開が待ち受けているのか・・・?
10番331ヤード P-4
スタートは距離のないミドルです。
右バンカーを越えれば残り100Y。
しかしその為にはキャリーで210Y必要とか・・・・
マン振りのショットはなんとかバンカーを越えて残り80Y。
そこからPSでベタピン&バーディ!!
「きた!ついに・・・私の時代が来た!」
なんて思った瞬間に、魔の手が忍び寄る・・・それがゴルフです。
それにしてもさすがよみうりGCと思うのは、こういったカート道路一つとっても整備がきっちりされているところです。
他のコースでは舗装道路が一般的で、中には舗装道路がガタガタ・・・なんてコースもあります。
カート道路はゴルフ場の景観を悪くする。そういった理由で導入しないコースもあると聞きますがまさしくですね。
しかしこの様に整備されていればまったく問題ないと思います。何故他のコースもこの様に整備しないのでしょうか・・・。
11番480ヤード P-5
距離のないロングで、ツーオンも狙えるとか・・・(実際同伴者の方は楽々ツーオンしてました)
左が危険なのは解ります。しかしあまり右へ打ち過ぎるとセカンドが狙い難いと聞いた私は、つい・・・・フェアウェーを狙ってしまった。
そして・・・・得意の大フックが!!
「ああ・・・せっかくバーディ取ったのに・・・・」
と・・・思いきや・・・
崖下はローカルルールではワンペナ。 その崖下に落ちるまでわずか50センチでした。
しかも前が開けてます。
なんというツキ!!
当然このツキは逃さず完璧なセカンドショットで、ロングを無難にパー。
この瞬間、今日は行ける!!そう思いましたが・・・・・
12番121ヤード P-3
距離はないのですが、相当なうち下ろしのショート。
左が危険なのは解ります。しかしあまり右へ打ち過ぎるとセカンドが狙い難いと聞いた私は、つい・・・・フェアウェーを狙ってしまった。
距離感がさっぱり解りません。
とりあえずPWで手前に乗せて安全運転のパー。
13番410ヤード P-4
このミドルは長い、狭い・・・しかし両サイドが斜面の為ティショットのプレシャーはさほどなく、なんとかフェアウェー。
セカンドはややミスも寄せてパー。
後半はアンダーペース!
このホールでのパーは大きかったです。
14番519ヤード P-5
このロングは右側のネットがいかにも東京のコース・・・といった雰囲気ですね。
スライスして右に曲げてもネットで跳ね返って来ますのでOBの心配はありません。
という事で、安全に当然右狙いだったのですが・・・・最悪にも正面右側に見える樹木。これが効いてまして木の間と間にボールがあり、
セカンドが出すだけ状態・・・
結局この易しい雰囲気ロングでボギー。しかも50センチのパットを外してのボギー。
ついに貯金がなくなりました。
14番ロングホールのグリーンを15番ティンググランドから撮影。
東京の丘陵コースとは思えない美しさを感じました。
15番373ヤード P-4
さて、打ち下ろしで距離もさほどないミドルです。
キャディさんにOBの場所を確認。私は初めてのコースでは必ずOBの方向を聞きます。
よくベストボジションを伝えようとするキャディさんもいますが、ベストポジションから曲がると必ず罠が潜んでいます。
そういった紙一重のゴルフは結局終わってみれば良いスコアになる事はありません。
常に安全にOBだけは打たない様にする事。これがスコアをまとめる鉄則だと思います。
右OB・・・しかしその右は相当右に曲がらないと入らない位置でして・・・
「いやーあんなに右に曲がるわけないっぺ!」と・・・言ってそして打った瞬間・・・
「あああああっ!!!???」
なんと!思いっきりスライスで完璧にOB方向へ!!
終わった・・・・アホだ・・・・
と思ったのですが・・・なんと木にあたってギリギリセーフ。
そこからグリーン近くまで持っていき、アプローチを50cmに寄せてパー!
ありえない展開に・・・・
来ました。神が舞い降りました!今日は私の日です!!
16番179ヤード P-3
このショートはおそらくここよみうりGCでの難易度が一番高いと思います。
やや池越え・・・そしてグリーンは砲台でわずかでもショートすればコロコロとボールは下っていきます。
安全そうなのは右サイドなので、右サイドへ・・・これがまた狙った通りの完璧な右サイドへオン!
これが打てるならば・・・ピン狙えば?って事でしょうけど、狙うとそう行かないのがアマチュアなのです。
ここもパーで残るホールは後2つ。
果たして・・・後半パープレーなるか?!
17番375ヤード P-4
この時間帯から日も暮れてきて、写真色が汚くなってしまいました。
右ドッグで変化に富んだミドル。ここもセカンドは打ち上げ砲台です。
ティショットはバンカーの脇のベストポジション。
そこからグリーン手前まで運んで寄せてパー。
そしていよいよ最終ホールです!!
18番 377ヤード P-4
「さて・・・いっちょパープレーのかっこいいとこ見せてやるぜ!」
なんて意気込んだら・・・・当然の仕打ちが・・・
そうです。
ここでも出ました得意のマンチー!!(泣)
しかし何故か左斜面を転がってフェアウェーに。。。
残り150Y。
「よし・・・ここで完璧なショットでパーオンしてかっこよくキメルぜ!」
なんて・・・また思った私は当然のド・トップ!!
しかし運が良いことにグリーン脇までボールが・・・そしてそこからのアプローチを何とかここまで寄せて
しかし何故か左斜面を転がってフェアウェーに。。。
命をかけたパーパット・・・・?
気合でねじ込んでパーセーブ!!
やりました・・・後半なんと36!!
全後半でトータル75はコンペベスグロ!!
まぐれとは言え・・・うれしい結果に終わりました。
さて、コースについてですが、驚いたのはその雄大さです。
自分のイメージは東京よみうりCCより狭く、距離も短い・・・でしたが、キャディさんが朝一番に。
ここはOBが少ないですからと言っていた理由がよく解りました。
とにかく思い切ってティショットを打って行く事が出来ます。
距離も長めのミドルが多数あり、ロングヒッターでも充分楽しめるコースだと思います。
また、なんと言ってもそのコンディションの良さはさすがよみうりGCですね。
周りの雑木まで管理しているのでしょうか・・・とにかく丘陵コースにありがちな見栄えの悪い雑木も少なく、コースの持つ色が美しいなあ・・・と感じた次第です。
これだけ立地条件の良いコースで、東京の丘陵地というハンデがありながらここまでほぼ完璧に出来上がったコースはなるほど・・・現在の相場もけして割高には感じませんでした。
当然従業員教育も素晴らしく、問題まったくありません。
法人会員制の為、クラブライフといった点では他のコースと比べて劣ると思いますけど、充分利用価値はあるでしょう。
大切なお客様を接待するならば、これ以上完璧なコースは少ないと思います。
正会員の場合、原則上場企業といった厳しい条件があります。
しかし、こういった形を取っている数少ないゴルフ場はいつまでも永遠に高い価値を持って歩み続けて欲しいですね。