東京・千葉・埼玉・神奈川と各地域の名門コースと云われるトップクラスの高額コースが先行して会員権の値を騰げてきています。株高を背景に個人の富裕層のオーダーが多くなってきており、業績の良い法人の買いも、利用しない会員権を処分して、それぞれの地域のトップクラスで資産価値が高い接待用に使えるコースに乗り換えて、良質な会員権の売りが引けてマーケットではこのクラスの会員権の品薄の状態が年が明けてから強くなってきています。
この現象は昨年夏から大きく値を崩した反動が主な理由で、例年ならオフシーズンの冬場の時期に買い注文が多くなってマーケットが活況を呈する事は珍しいです。
当社でも今年に入って1月から2月迄の2ヶ月間で、高額物件の扱いでは戸塚カントリー倶楽部3本、小金井カントリー倶楽部1本をはじめとして、相模原・鷹之台・麻倉が各2本、武蔵3本、大利根1本が成約しています。
ゴルフ会員権が投資としてより実需で動く商品だと言われるようになって資産価値・利用価値の在るもの、それ程でもないもの、そうでないものがはっきり区別されるようになってきています。
この流れは当分続くはずですが、中堅から下位のコースで本体価格に対して名義書換料や入会預託金が割高であったり、入会条件が不明朗なコースは買い手から敬遠されているようで、相場の上昇はあまり期待出来そうには有りません。
ゴルフはプレーする事を通じて良質な友人や人脈を作り、健康、ストレス解消や他にもたくさんのメリットが有る素晴らしいスポーツです。
会員権を所有する事で、利用の仕方次第で生活を潤すパスポートになります。会員権の価値をこの機会に見直してはどうでしょうか。
by 万次郎