高坂カントリークラブ 岩殿コースレポート Part2

今日は高坂CC(岩殿コース)でプレーしてきました。

前回もレポートアップをした岩殿コースですが前回はBグリーン、今回はAグリーンでのプレーになります。そしてレポーターも違いますので(苦笑)違った視点でのレポート内容をご覧頂き、参考にして頂ければ幸いです。

この日は桜も満開で、しかも5月上旬の気温・・・最高のコンディションでした。

高坂CCと言えば、かつて男子トーナメント開催コースであった米山コースが有名です。以前、ゴルフ番組でその当時のトーナメント中継を見た印象としては難易度の高い丘陵コース・・・そんなイメージでした。

岩殿は当然、米山よりレベルが落ちる・・・サブ的なコースかな?と長い間思っていましたけど・・・実際ラウンドをしてみてその事が間違いであった事に気がついた次第です。

クラブハウス

高坂カントリークラブクラブハウス

クラブハウスの外観です。
経営母体が鹿島建設と三井住友銀行・・・その鹿島建設で建てられたニュークラブハウスは今まで色んなハウスを見てきましたけど「素晴らしい過ぎる!」の一言です。
最近「○○過ぎる!」というフレーズが流行り?で、その一方でその言い回しは良くないと言った声も一部ありますけど、単に素晴らしいだけでは何か言い足りない・・・そう思わせるほど良く出来ていると思います。

バブル期に派手(ゴージャス)で立派なハウスもいくつか建設されましたが、けして派手ではなく、と言って地味でもなく・・・何よりハウス周りの駐車場とのバランスが素晴らしく「名門」と言う雰囲気を間違いなく感じる事が出来ます。

同じ雰囲気を感じたのは神奈川県の戸塚CCですね。こちらもハウスと駐車場の全体的な雰囲気が抜群に良かったです。「素晴らしい高級コース」と初めて来場する方は感じるはず・・・それだけ私的には「ハウスと駐車場の一体感」は大切ではないかと感じています。

ハウスの中は広々としています。

そして遮光性が素晴らしく、今回の様に天気が良い日で
あれば外からの光だけでハウス内の明かりは十分。

二階へ上がってみると・・・

ラウンジと

食堂です。
けして豪華なイメージでありませんが、これで十分。

交通情報・・・最近はこうしたサービスをしてくれるゴルフ場が増えていますけど、本当に助かりますね。

ロッカーもシンプルです。

ここまではどこにでもあるゴルフ場の様に思いますが・・・

こうした細かい気遣いが出来るゴルフ場は・・・実は少ないのです。
全体的にシンプルな中で、しっかりサービス業としてのお客様に対する配慮が出来るところ・・・これが本当の「名門」だと思います。

靴箆がロッカー周りに一個しかない様なゴルフ場もある中で、この様に靴ブラシまでもあるコースはまず見受けられず、スリッパも下の靴入れの中にあるが殆ど・・・これがこの様にドア部分に掛けてくれているだけで、ほんの少しの事ですが若干面倒に感じていた事のすべてが解決出来るわけです。

洗面所にも細かい配慮がされています。
見た目より「お客様の立場」になって常に考えている・・・その気持ちだけで十分満足出来ると思います。

練習場です。
一階と二階に分かれています。

一階は雨が降った時は助かりますね!
二階は屋根が景観としては若干良くないかもしれませんが・・・十分でしょう。

使用グリーンと本日のグリーン状態です。
これも当然の様なサービス・・・しかし実際行っているコースはそんなに多くはありません。

さて、岩殿コースへ行くにはバスを利用します。
これが面倒?なのでしょうか・・・その部分も気になるところでした。

バスに乗って行く事自体は全く苦になりませんでした。
むしろスタートホールに行くまでインターバルが長いコースより、良いかもしれませんね。

時間も数分でなんら問題ありません、常に巡回しています。

むしろ・・・

バスを降りると、ちょっとしたアプローチ練習場がありますので、早く到着したらウェッジとボールを持って先にバスに乗り、アプローチの練習をするのも良いと思います。

1番 353ヤード P-4

実に広々としたスターティングホールです。
右広そうに見えますが実際は危険、やや左狙いでしょう。

とにかく自分が思い描いていたイメージと違って驚きました。

私のティーショットはほぼ完璧でフェアウェー真ん中から残り約110Y

しかしグリーン手前に落下・・・・そこからのアプローチもそんなに寄せきれず・・・でもまあ・・・ボギー発進なら十分、と思っていたらコロンと入ってパー発進。

この瞬間!

今日はもしかして・・・行ける?!(どこに?良いスコアと言う旅です(苦笑))

2番 498ヤード P-5

こちらロングホールも広々としています。狙いはやや右目でしょうか・・・でも左でも相当曲げない限り問題ないでしょう。

私のティーショットはこれもほぼ完璧で、セカンドもほぼ完璧でした。

ところがサードショット地点・・・ゆっくりと上りが続き、やや打ち上げ。
これが距離感を狂わせるわけですね・・・とりあえずグリーンには乗りましたが3パットのボギー。

3番 194ヤード P-3

このホールはBグリーンの方は距離が短い・・でもその代わり池が利いている。
今回のAグリーンの場合、池はさほど気になりませんが、距離もありグリーンも小さく右サイドの山裾狙いが安全です。しかし相当数バンカーが利いている。狙いとすれば・・・グリーンとグリーンの間でしょうか?

と言う事で、この予定通りこの地点・・・と言うかここを狙えるならピンを狙えば?って話ですよね?(苦笑)ところがピンを狙うともっとミスショットした時、大怪我になるわけです。

若干打ち上げ・・・これが若干難易度を高めています。AグリーンとBグリーンの間に段差がある造りが絶妙ですね。寄せきれませんでした・・・ボギー。

4番 414ヤード P-4

このミドルホールは難易度が相当高く、印象度の高いホールです。

高度なティーショットの正確性が要求されます・・・特にAグリーンの場合実質なフェアウェー幅は10ヤード程度でしょう。

狙いはやや左サイドですが、ここからフックして左へ一直線だと、バンカーならまだしもその先へ行くと大トラブルになります。

従って安全なのは右サイドですが、私のティーショットは予定通りやや右。
やや右なら問題ない?と思っていましたけど・・・

一応フェアウェーですけど・・・この目の前にある木の先にグリーンがありまして、全く狙う事が出来ません。
左のBグリーンであれば問題ない位置です。

ここで無理に狙って・・・案の定、木に当たって・・・案の定そこから打ったらバンカーに入り、案の定ダボでした。なるほど・・・ハンディキャップ1のホールです。

5番 357ヤード P-4

このミドルはさほど距離はありませんが・・・ご覧の通り右サイドのバンカーが気になります。と言って左サイドに逃げてもバンカーがあります。

ここも正確なティーショットが要求されますが、ひっかけて左サイドのバンカー方向へ

ところが、神業?神技?

バンカーを避けてラフ。しかしここからのセカンドがバンカーへ入り結局ダボ。
距離がないホールはグリーン周りにしっかりとバンカーがあり、ティーショットもセカンドも正確性を要求されるホールです。

6番 160ヤード P-3

ダボが二回続いて・・・今日も駄目かな?と思ったショートホールで

奇跡的なショットが!

これを入れてバーディゲット!

このショートはBグリーンの方が、難易度は若干高いと思います。ティーグランドがAグリーンの方向を向いていますし、中央にある木がBグリーンの場合、相当効いてきます。

このアイアン・・・キャロウェーですが、ロゴが取れちゃいまして・・・鉛を張ってバランス調整した次第です。これが功を奏したのでしょうか?(苦笑)

いやー本当に桜がどこにでも咲いておりまして・・・綺麗でした。日本人に生まれて良かったと思う瞬間ですね。

7番 301ヤード P-4

このホールも距離がありません。しかし!

戦略性の高く印象度の高いホールです。
安全に行くのであれば、左サイドへ刻む事でしょう。しかし今回、初めてのコースにてチャレンジは中央の木を狙うバンカー越え。これが完璧なショットで木のやや左サイドへ行き、残りは50Y地点へ。

しかし・・・

この左サイドに見えるバンカーを狙い、その手前からでも残り100Yちょっと。
ここで十分。次回来たら間違いなくここへ刻みます。

しかし・・・この様にセカンドがベタピンについて、連続バーディ!!と言った経験をすると無謀な攻めをまたしてしまうかも?(苦笑)

グリーン方向から撮影・・・相当ドッグレッグしていますね。
岩殿コースはこの様に短いホールにも様々なアクセントをつけ、簡単に攻略出来ないホールが多いと思いました。

8番 492ヤード P-5

このロングはほぼストレートです。
しかしティーショットはやや打ち上げ、そして途中からやや打ち下ろしになっていますが・・・まあ殆どフラットに近いと思います。

ここでのティーショットも完璧で、目安フラッグのすぐ先へ・・・ドライバーニアピンゲット!?

セカンドもこの時期のフェアウェーであれば、UTで打つケースが多かったのですが・・・ここ高坂CCの管理は素晴らしく、この時期でもフェアウェーはフカフカ。
よってスプーンで打ちたかったですけど、距離的にグリーン手前バンカーに入りそうだったので、UTで刻む事にしました。

セカンドショットは右サイドに注意ですね。

飛ばし屋であれば、ツーオンも可能なロングですが、グリーンとグリーンの間にバンカーがあり、また右サイドは少しでも行けばトラブル。簡単ではありません。

ここでもサードショットはバーディチャンス!

まさかな三連続バーディ?!

なんてあるわけないです・・・ペローンとカップをなめました(苦笑)

9番 348ヤード P-4

豪快な打ち下ろしホールです。
しかしセカンドは打ち上げ・・・そして左サイドはかなり危険(OBもある)
しかし!左サイドに打つしかない・・
しかし!何故かティーグランドは右へ向いています。
だから何故か皆さん見える右サイドにボールが行ってしまい・・・

何故か絶対に入れてはならないバンカーに入るわけです・・・手前にあるボールは同伴者の方のボールで・・・

私のボールはここ。
100%グリーンは狙えません・・・
仕方なく出すだけ・・・そこから奇跡が!

ここに寄りましてパー。
打ち上げでグリーン面も見えず・・・適当に打ったボールがここまで寄っているとは何てラッキー!

と言う事で結局前半は40(16)

堅実さが特徴の私ですが、ダボ!ダボ!の後、バーディ!バーディ!と言う・・・ある意味自分らしくない展開があって、何故なのかな?と思いましたけど・・それはこのコースの特徴かもしれません。一か八か、良いポジションに置きたい!と思いその通り打てれば、それなりの褒美が得られますが・・・・それをミスしてしまうと、大たたきを確実するコースになっています。

距離が短い?と言っても、我々アマチュアには十分で、むしろこの位のヤーテージで変化があり、戦略性が高い方が間違いなく楽しめます。

食堂は岩殿コース専用です。
確かに古い造りですけど・・・お昼を食べるだけなら十分です。

10番 417ヤード P-4

やや距離のあるミドルホールです。
午前でも午後でも、スタートホールがほぼフラットで、大きなハザードがなく伸び伸び打てるのは良いですね!

そしてホールが進むにつれ、少しずつプレッシャーがかかってくる・・・それが我々アマチュアゴルファーにとっては一番理想的なコースだと思います。

私のティーショットはひっかけ気味でしたけど、とりあえず打てる場所にありました。
しかし距離が残ってしまい、ツーオン出来ず、アプローチもさほど寄らなくてボギー。

11番 514ヤード P-5

このロングホールは、一見何の変哲もないホールに見えますけど・・・
狙いはやや左サイドでしょう。左もミスショットすればけして安全とは言えませんが・・・

右サイドはやはり浅い・・・フェアウェー中央から少しでもスライスすると

こんなバンカーが有ります!!
でもこれはある意味・・・救済なのかもしれません。このバンカーに捕まる方がまだましで、ここからさらに右に行くと隣ホールからのトラブルショットになります。

とは言え・・・やはり一般アマチュアはフェアウェーバンカーからのショットの方が厳しいでしょう。

私はこちら左サイドからのショットで、セカンドショットもほぼ完璧でした。

この様に途中から打ち上げになっており、ヤーテージより長くなっていると思います。
大きめのクラブで打てばよかったのですが・・・ややショートして結局ボギー。

12番 383ヤード P-4

このホールは両サイドにバンカー・・・そして見た目以上にフェアウェーが狭く感じられます。

そしてそのプレッシャーからか・・・本日初の大スライス!

右の崖下から打つ事になりました・・・・出して何とかボギー。
高坂CCは隣ホールと段差があるホールが多い為、大きく曲がると相当苦労するホールが多いですね。

13番 385ヤード P-4

このホールも高坂CC岩殿コースでは特徴的なホールのひとつです。
ヤーテージは12番とほぼ同じですが・・・顔は全く違います!

先に見えるフェアウェーから大きく左ドッグレッグしており、左サイドへ打つとグリーンを狙う事が出来ません。

ここはどんなに曲がっても右サイドでした・・・私のショットはやや左、そしてグリーンは見えるのに狙えない・・・この悔しさを次回は二度と味わう事が無いようにしたい!と・・・思わせるのがこの岩殿の特徴です。印象度が抜群に高いわけです。

何とかボギー・・・スタートから4連続ボギーですがそろそろパーが欲しい!

14番 170ヤード P-3

このショートはAグリーンの方がBグリーンよりやや難易度が落ちると思います。
3番のショートホールと逆ですね・・・手前の池といい顔が良く似ています。
安全に行くのであれば、グリーンとグリーンの間ですが、バンカーが効いています。
しかし左サイドは池・・・ただドロー系の方であればグリーン右端狙いで問題ないでしょう。

ドロー系の私はやや右サイドからフックせず、カラー付近・・・そこからアプローチはややオーバーで相当難しいスライスラインを奇跡的にラストワン転がりで入ってパーでした。
グリーンのアンジュレーションが思いのほかあるショートでした。

15番 349ヤード P-5

見た目よりフェアウェーは広いロングです。
このティーショットは

この旗のすぐ先でした。今日はティーショットの方向性はまあまあ良かったのですが・・・岩殿コースのロングホール・・・その殆どがセカンド地点から打ち上げています。

これはグリーン方向からティーグランドに向かって撮影しましたけど、この様になだらかな上り傾斜です。

セカンドショットは低いフックであれば、左サイドにボールが行っても助かります・・・右サイドは崖にて一番良いのはスプーンでのローフック。
これはローボールな私には好都合でこうした事もゴルフ場との相性が良かったのかもしれません(苦笑)

パーオンしましたけど・・・3パットのボギーでした。
先ほどの奇跡的なパッティングが結局チャラ・・これが所謂「ザ・アマチュア!」ですね?(苦笑)

16番 346ヤード P-4

このミドルも面白い右ドッグレッグホールです。途中から上り傾斜。
右に見える木を越えてドロー系であれば最高!

ところがそれを狙いスライス、或いはフェアウェー真ん中からフックするとパーオンが困難になります。

この様なホールが実は私のホームコースであります。
ホームコースの木はもっと大きく、その上を越える事が非常に困難・・・
比較した場合、こちらの方が正直楽でしたので

この木の上から軽くドローがかかり・・・

フェアウェーにある旗のすぐ脇にボールが行きました。
当然のパーオン・・・しかしまた3パットしてボギー・・・良いティーショットを生かす事が出来ません。

これも所謂「ザ・アマチュア!」(苦笑)。

17番 197ヤード P-3

比較的距離のあるショートホールです。
狙いはグリーンとグリーンの間・・・手前からでもパーを取れる可能性が高いショートだと思います。

何とかパーオンしてパーでした。

18番 444ヤード P-4

さて、最終ホールです。
ここは距離もあり、やや上りゆえ難易度が高いホールだと思いますが・・・ティショットは右サイドに斜面があり、ここを狙えば相当スライスしても問題ありません。

その代わり絶対に左へ打ってはならないホールです。ところが・・・左に行ってしまう方も多いはず・・・同伴者の方はフェード系なのにこのホールでひっかけて大たたきをしてしまいました。

右に打とうとすると、アドレスが右を向いてしまいます。その事で逆にフックボールが出易くなる・・・そんな意図がこのホールにも隠されているわけですね。

私は右にスライス・・・しかし斜面に当たって転がってフェアウェーへ。

距離は残りましたが、グリーン付近から寄せてパーでした。

後半は42

結果 OUT 40(16) IN 42(16)
85を切って回れたから十分ですですけど・・・これほどコンディションが良ければ良いスコアで回れて当然かもしれません。

ではゴルフ場について感想を述べます。

コースの特徴は、ほとんどフラットな丘陵コースです。
ヤーテージはロングヒッターには物足りない・・かもしれませんが、ロングヒッターには逆に一か八かを選択出来るスリルショットも味わえ、十分楽しめるでしょう。

そしてアベレージゴルファーにとっては、最高のコースです。
DRの平均飛距離が200Y~230Yの方には、正確性を要求されるわけですが・・・大きなミスをしなければそんなに大たたきをする事はありません。しかし小さなミスをしてしまうと良いスコアで回る事が難しい・・・目標よりティーショットが10Y右だった・・・大きなミスではない・・・しかしパーを取るには厳しくなる。その様なホールが多く、そしてそれはけして「トリッキー」ではありません。設計者の意図が良く理解出来て記憶に残るホールが多いと思います。

またフェアウェーのコンディションも良くて、こちらは多少のミス(ダフリ等)には寛大でした。

その他特徴です。

■ クラブバスが土日13本運行(関東屈指の本数)
■ ハウスキャディが若い(良く教育されていてハキハキしていて元気が良い)
■ 経営母体の信頼度が高い

また競技会も盛んで、新入会者のコンペも開催し、様々な競技を盛んに行っております。

メンバー様に対しては当然として、来場される方皆さんに満足して頂く為に、何をすれば良いか・・・常に考えているゴルフ場だと感じました。