暫定球とは、OBや紛失の恐れがある場合に、ボールを探す時間を節約するために打つ球のことを言います。
打ったボールがウオーターハザード以外でのロストボールやOBの可能性があるとき、ボールの位置を確認する前にもう1球別に打っておくことです。
暫定球を打つ前には暫定球宣言が必須で、初めのボールがあると思われる場所に到達するまでは暫定球を何度でもプレー可能で、必要に応じて暫定球を2球以上打つこともできます。
また、2014年から最初のボールを打った地点から50ヤード程度未満なら、一度ボールを捜しに行っても、戻って暫定球を打てることになりました。
大幅な時間節約が出来、スピードプレーに資するものであるので、欧米ではあまり見かけないルールになり、もちろんルールブックにも載っていません。
プレーの進行を早くさせたいコース側の勝手な都合で作られたもので、「プロビジョナルボール」とも言います。